Premiere Proに最適なグラフィックボードを解像度別に解説

Premiere Proで動画編集するためにPCを新調したいけど、4K編集をしたいのか、フルHDなのかはたまた6Kで編集したいのかで、要求されるグラボのスペックも変わってきますよね。このページでは、Adobe公式のPremiere Pro推奨スペックではわかりづらい、最適なグラフィックボードに焦点をあてて解説していきたいと思います。

迷う必要がないのは、NVIDIA SLIによるRTX 2080 tiを2枚挿しで使っているひとくらいでしょうね。最高峰のグラボを2枚連動させてダメなら諦めがつくというもの。

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NVIDIAで構成するときの解像度別おすすめグラボ

グラフィックボードのメーカーといえば、NVIDIAとAMDがありますが、まずはNVIDIAから書いていきます。種類も豊富だし、安いものじゃないから選ぶのも大変ですからね。映像をどこまで編集するかでも変わりますが、カラーグレーディング(色味を変える)やエフェクトを使う場合と考えてください。

動画をカットしてつなぎ合わせ、エンコードするだけであれば、ここまでのスペックはいりません。フルHDであればグラフィック統合型のAPUでも十分なくらいです。

NVIDIAのグラフィックボードはPremiere Proと相性がよく、NVENCという機能に対応していて、GPUがエンコードを支援してくれます。こういった機能を見るだけでも、AdobeがNVIDIAの製品に最適化してくれていることがわかりますよね。よほど予算が合わない場合以外は、多少無理をしてでもNVIDIAをおすすめしたい。

Premiere ProがNVENC対応。書き出しが5倍高速に
 米NVIDIAは19日(現地時間)、Adobe製の動画編集ソフト「Premiere Pro」向けに新たなGPU支援機能を追加した。すでに提供が開始されているPremiere Pro バージョン14.2と、GeForceおよびQuadroシリーズのGPUの組みあわせで利用できる。
NVIDIA NVENCとは、対応したソフトでH.264およびH.265/HEVCコーデックを、GPUで支援して書き出せるハードウェアエンコーダのことです。Adobe以外にもBandicamなどが対応済みで、今後対応した製品が増えてきそうです。

フルHD解像度でもGTX 1660クラスのグラボが欲しい

フルHDであれば要求されるグラフィックボードの性能も低いですが、さすがにローエンドモデルだと少しストレス溜まる感じになるので、最低でもGTX 1060以上は欲しいところ。ただ10シリーズはもう古いので、できればGTX 1660で、PCゲームもやるならRTX 2060がいいでしょうね。

基本的に後半ふた桁の数字が大きいほど高機能なグラボで、最初のふた桁がシリーズナンバーになっています。

4K編集をしたいなら最低でもRTX 2070 Superがおすすめ

RTX 2070 SuperはGTX 1080よりも性能の良いグラフィックボードで、4K動画編集までであればギリギリ快適度をたもったグラボと言える。それでもCPUとのバランスですが、Core i9 9900であれば的確なグラボだと感じます。安いもので6万円弱くらいなので、これでも高いと感じるなら中古のグラボを考えるレベルになってくる。中古の候補はGTX 1080となります。GTX 1080の中古で3万5千円~くらいな相場観ですね。

GTX 1080 tiの中古を探すくらいなら、RTX 2070 Superの中古を考えたほうがいいと思います。

逆にもう少し予算を出せるなら、RTX 2080にしたほうがいいと思うかもしれませんが、性能比較したときに価格のわりに性能アップを感じられないかも。RTX 2080 tiは価格も性能もずば抜けていますが、ネックの価格が10万円台中頃ということと、性能バランス的にCore i9 10900Xなどのハイエンドクラスが欲しくなってきちゃいます。

4K動画絵編集で価格などを総合的に考えると、RTX 2070 Superが妥当なラインではないでしょうか。

6Kや8KともなるとNVIDIA SLIでグラボのダブル運用をしたい

NVIDIA SLIが有名ですが、AMDにももちろんあります。グラフィックボードを2枚連結させ、グラフィック系の処理能力を上げるのが目的となる。RTXシリーズからNVLink SLIと名称が変わっていますが、SLIブリッジを使用し連結するのは変わりません。

NVLink SLIを利用することで、GPUの処理能力が飛躍的に上がりますが、注意点もある。NVLink SLI対応グラボを2枚用意しないとダメで、RTX 2070以下の製品では対応していないし、グレードの違うグラボ同士でもSLIはできません。対応品の見分け方はSLIブリッジ端子の有無で見分けができるので、やりたいかたは覚えておきましょう。

SLIのカンタンな解説にそれてしまいましたが、RTX 2080 tiをNVLionk SLIでマルチGPUとすることで、ゲームであれば8K100FPSも現実のものとなります。逆にそれだけの能力がないと8K動画編集などは我慢の連続となるでしょう。

RTX 2080のSLIマルチGPUでも樹分な性能がありますが、不安なかたはRTX 2080 tiを選ぶしかないでしょうね。予算感としては30万を超えてきますが。(笑)

GTXシリーズ時代のSLI端子と、RTXシリーズのSLIブリッジには互換性が無いので、購入時には注意してください。

ーーーーーコメーーーー

AMDグラボで構成するときのおすすめグラボグレード

フルHD RX 5700 XTで余裕がある

4K Radeon VII RX 5700 XT CrossFire

6Kや8K Radeon VII CrossFire

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