オンラインで許可・申請を取得するには最初に無人航空機の機体登録をします。ここではMavic Airを例にして解説しますが、申請時にはホームページ掲載の回転翼機(ドローン)にはなっていなかったので、ホームページ掲載無人航空機以外での申請をしました。
国土交通省に認可されている以外のドローンを登録する場合の参考になると思います。
機体情報管理/機体情報編集(基本情報)
- 製造者名→DJI
- 機体名称→MavicAir
- 機体の種類→ドローンは回転翼機
- 最大離陸重量→430g(0.43kg)
最大離陸重量は積載重量+機体重量で書きますが、MavicAirの積載重量がわからないので機体重量をスペック表から写しました - 製造番号→DJIのドローンの場合は機体に書かれたSN(シリアルナンバー)で問題ありません
自作機の場合やシリアルナンバーを記載したくない場合は、◯◯1号などの固有名称をドローンに貼り付けて製造番号とすることができます。
その他の項目はすべていいえを選択しました。
機体情報管理/機体基準適合情報
登録する機体が国土交通省の基準に適合しているかを書くページとなっています。適合しているかわからない場合は、各項目の右側にある基準内容のぶぶんで解説をみることが出来るようになっています。
機体一般の基準に適合していますか
DJIのドローンであれば適合しています
- 鋭利な突起物のない構造であること(構造上どうしても必要なものを除く)
- 無人航空機(ドローン)の位置や向きが視認(目視で判断できる)灯火または表示等(ドローンに搭載されているLEDなど)を有していること
- 無人航空機をひこうさせる者が燃料またはバッテリーの状態を確認できること(DJIの機体に限らずアプリ連携で飛行させるドローンならマップで確認できる)
遠隔操作の機体の全てに適合していますか
この項目も適合で問題ありません
- 特別な操作技術または過度な注意力を要することなく、安定した離陸および着陸ができること
ワンタップでの自動離陸・自動着陸ができるか? - 特別な操作技術または過度な注意力を要することなく、飛行(上昇、前後移動、水平方向の飛行、ホバリング(回転翼機)、下降等)ができること
GPS制御で姿勢を補正できる機種なら適合です - 緊急時に機体が暴走しないよう、操縦装置の主電源の切断または同等な手段により、モーターまたは発動機(エンジン)を停止できること
- 操縦装置は、操作の誤りのおそれができる限り少ないようにしたものであること
- 操縦装置により適切に無人航空機を制御できること
自動操縦の機体の全ての基準に適合していますか
こんかい適合にしましたが、申請では問題ありませんでした。本来ならDJI GS Proに対応したドローンで適合とする項目になります。
- 自動操縦システムにより、安定した離陸および着陸ができること
- 自動操縦システムにより、安定した飛行(上昇、前後移動、水平方向の飛行、ホバリング(回転翼機)、下降等)ができること
- あらかじめ設定された飛行プログラムにかかわらず、常時、不具合発生時等において、無人航空機を飛行させる者が規定を安全に着陸させられるよう、強制的に操作介入ができる設計であること
機体情報管理/機体基準適合追加情報
ここでは無人航空機(ここではドローン)本体の設計図もしくは外観写真や説明書の添付が求められます。こんかい許可・承認を申請するにあたって当サイトで提出した写真を参考に掲載しておきます。
前半部分ですが、ここで必要になるのが機体の写真と操作装置(プロポ)の写真となります。
機体仕様がわかる資料
- 前方からの写真
- 横からの写真
- 上からの写真
操縦装置の情報入力
ここでは操縦装置名称として「Mavic Air付属の操縦装置」としました
- 操縦装置の写真(Mavic Air付属の操縦装置と書きました)
上記の写真を添付して申請したところ、特に指摘もなく申請が通ったので参考にしてみてください。
機体の運用限界について取扱説明書を確認の上で入力
こちらはDJIのwebサイトでMavic Airのスペックより転載しました。
最高速度(km/h) | 68.4 km/h | |
最高到達高度(m) | 5,000 m | |
電波到達距離(m) | 2,000 m | |
飛行可能風速(m/s以下) | 10 m/s以下 | |
最大搭載可能重量(kg) | 説明書に記載なし | |
最大使用可能時間(分) | 21 分 |
取扱説明書の添付
取扱説明書もDJIのサイトよりスタートアップガイドをダウンロードして添付しました。
Mavic Air クィックスタートガイド v1.2(日本語版)←PDFのダウンロードリンク
飛行させる方法について入力
この項目では通常空撮で使用されているモード2を選択しました。
プロポの操作モードについて気になる方は下記リンクからモードの解説ページをごらんください。
機体情報管理での入力はこれで終了です。今後あたらしいドローンや無人飛行機などを追加する場合にも、こちらのページから随時追加していくことになります。