ドローンはバッテリーで飛んでいますが、使われているバッテリーの扱い方を間違えると、最悪の場合発火してしまうこともあります。
使われているバッテリーは、リポバッテリー(LiPo・Li-Po・リチウムポリマー二次電池)といい、充電方法や保管方法を間違えると発火する可能性があるので、しっかりと覚えておきましょう。
バッテリーの充電が無い!家や屋外、キャンプ地でもドローンのバッテリーを充電する方法
ドローンを飛ばしていて頭を悩ませるのが屋外でのバッテリー充電方法です。車移動だけじゃなく電源の無いところもありますからね。今回は様々な状況でバッテリーを充電する方法を模索していました。色々探してみたので、自分にあった方法が見つかると思い...
リポ(Li-Po)バッテリーとは
リチウムポリマー電池(以下リポ)は薄型で重量あたりの容量も多く、小型の機器にむいている電池で、外側がラミネートでおおわれた電池です。衝撃や高温・高湿に弱く、リチウムイオン電池に比べると安全性はやや低い電池となっています。
リポバッテリーの中身は液体ではなくゲル状なので、安定性が高く小型・薄型に作れるため、重量の問題などでドローンなどで使われるようになりました。
リポバッテリーの危険な特徴
- 暑いところが苦手
- 強い衝撃に弱い(発火)
- 充電器を間違えると発火
リポバッテリーのメリット
- 小さくても大容量
- メモリー効果が無いので継ぎ足し充電できる
- 出力が高い
保管方法でも解説しますが、セーフティーバッグでの保管を強くおすすめします。
リポバッテリー使用上の注意
利用方法
- 電池の温度をできれば0℃~40℃の間で使用し、車の中などに放置しない
(寒いと出力が低下するだけですが、60℃以上になると発火することがあります) - 完全放電や満充電での長期保存はしない
(放電は20%まで、充電しての保管は80%程度で保管) - リポ専用の充電器を使う
- 金属や鋭利なものと一緒に保管しない
- 絶対に短絡(ショート)させない
充電の注意点
- 充電している間は熱の出るもののそばで充電しない
- 充電が完了したら充電器から取りはずす(満充電で接続しない)
- リポバッテリー専用の充電器を使用する(特にニッケル電池の充電器はダメ絶対)
- 使用後(電池が高温)はすぐに充電せずに人肌まで冷ましてから充電する
- セーフティーバッグに入れて充電する
保管方法
- 長期保管時には50%程度の充電で保管すると寿命が伸びる
(PhantomやMAVICなら10分程度飛行した状態) - 移動時や保管時はセーフティーバッグに入れる
- 車中の保管は絶対にやめましょう
おすすめセーフティーバッグ
リポバッティーは保管も移動も、充電時でもセーフティーバッグに入れておくことが大事です。セーフティーバッグに入れることで、万が一発火してもバッグの中から炎が上がることはない構造になっています。名前だけのセーフティバッグにはだまされないようにしてください。
袋に入れているからと油断せずに、充電時などは特にリポバッテリーのそばから離れないようにしてください。
最後に
リポバッテリーを捨てる場合などは、完全放電させてから条例などのルールにのっとり破棄するようにしてください。
また、安全のためにも取扱説明書などをしっかりと熟読しましょう。ここで書いたことは基本にすぎませんからね。
では、良きドローンライフを!