このたびNVIDIAが発表したのは、RTX 3060 tiとRTX 3070、RTX 3080で暗号資産(仮想通貨)のハッシュレートを制限するというもの。
ハッシュレートを制限されることで、ゲーミンググラボでのマイニングがしづらくなるということ。さらにビットコインをはじめとする仮想通貨暴落の影響で、ゲーマーだけじゃなく、クリエイターまでもがグラボを買いづらくなってきてるということ。
NVIDIAがゲーミンググラボのハッシュレートを制限する
NVIDIAの発表は、2021年5月末から出荷する『RTX 3060 ti』『RTX 3070』『RTX 3080』といった、メインストリームにあたる製品のハッシュレートを制限するというもの。
これにより、マイニングが制限されることで『RTX 3060』のように、市場在庫が復活するかもしれない。
この記事を書いている現在も品薄が続き、筆者も買えない状態が続いているが、定期巡回しているショップでは少しだが在庫が出始めている。復活しているといっても、先手を打ってハッシュレートが制限されていた『RTX 3060』のみで、RTX 3060 tiより上のグレードは皆無に等しい。
RTX 3090は買えますが30万前後とお高いので除外してます。
僕の観測範囲では、PCショップのツクモがRTX 3000シリーズを買いやすいように感じる。(在庫が復活しやすい)ツクモのPCパーツページは見やすいので、自作しないかたでも一度は見ておいたほうがいいかも。
マイニング性能制限版の情報は中国発
GeForceのRTX 3070とRTX 3080のハッシュ制限をするという情報は、GALAXという中国のグラボメーカーが発信元のようだ。RTX 3000シリーズのラインナップに、『FG』という名称が追加され、それらのカードがLHR(Lower Hash Rate)モデルということです。
NVIDIA公式より5月下旬出荷からは制限版になるとのこと
NVIDIAが5月20日に更新したブログで、GeForce RTX 3080、RTX 3070 および RTX 3060 Ti グラフィックスカードのハッシュレート制限を公式発表しました。これによりグラボの品薄状態が解消されればいいのですが、そればかりは時が経ってみないとわかりません。
以前からハッシュレート制限をかけている、RTX 3060はPCショップのTSUKUMOで在庫が出てきているので、もしかしたら8月頃には手に入るようになっているかも。(マイニング制限を突破することは可能なようですが…)
マイニングに特化したGPUはNVIDIA CMP HXシリーズ
これからマイニングに手を出したいなら、マイニングのハッシュレート制限されていないグラフィックボードを手に入れましょう。NVIDIAはマイニング特化型GPUを発表しているので、マイニング用としてGPUを買うなら、NVIDIA CMP 30HXなどを買うのがいいでしょう。
なお、僕が調べた範囲では、NVIDIA CMPシリーズを買うのも容易ではないようです。w
コメント