PD pocketシリーズを2台所有していますが、最新のGPD pocket 3が欲しいすぎるので、いまさらながらレビューをしていきたいと思います。
スペックなどはご存知だとおもうので、実際に使っていて感じることや、個人的に使いづらい所なども紹介していきます。
発売日は2019年8月下旬で、リリース後2年経過していますが、まだまだ現役。ノートPCとしてサクサク動くし、約9インチで16:10の画面はキレイで見やすく満足度は高い。
しかし、キー配列のせいでテキスト書きが多いと使いづらいかも。
とはいえパワフルで使い勝手がいいのは間違いないので、僕なりの使用感やグッドポイントやバッドポイント含め紹介していきます。
外観と簡易スペック
スペックなどは他のサイトでも詳しくしているので、簡易的なものにしておきます。
9インチモニタのUMPCで、サイズ感としては現行iPad(第6世代195.4×134.8×6.3mm)よりもひと回り大きく、厚みがある。
まずは簡易スペックを見てもらってから外観を見ていきましょう。
- OS:Windows 10 Home 64bit
- ディスプレイ:8.9インチ(2560×1600)10点マルチタッチ IPS
- CPU:Core m3-8100Y
- GPU:UHD Graphics 615
- ストレージ:512GB PCIe NVMe M.2 2280 SSD
- RAM:16GB
- Bluetooth:4.2
- インターフェース:USB A x1, USB Cx1, 3.5mmジャック, Micro HDMI 2.0
- バッテリー容量:9,200mAh
- 稼働時間:約10-12時間(普通に使うと4時間くらい)
- 重量:650g
- 最薄部は5.5mm
- サイズ:213×149.5×14.2 mm
外観的にはMacBookのようにスタイリッシュで、コンパクトなのにパワフルなマシンとなっている。
ストレージがNVMe M.2 SSD(PCIe)なので、初代GPD pocketのようなもっさり感はない。PC最大のボトルネックはデータの読み書きなので、SSDがPCIe接続なのはうれしいポイントです。
NVMe SSDの速度は実用十分な速度がある
GPD P2 maxのストレージはNVMe SSDなので、体感速度てきには申し分なく早い。一昔前のPCと比較すると”爆速”の部類に入るとおもう。
実際に使用していても、データの書き込みや保存時に不満を感じることはない。
シーケンシャルリード(連続読み込み)とシーケンシャルライト(連続書き込み)は共に、1500MB/sを超えており、ベンチマーク的にも速いと感じる。PCIe 3.0接続(4レーン)のNVMe SSDの理論値は4GB/sですが、実使用を考えるとシーケンシャルよりもランダムアクセスに注目して比較したい。
ストレージ速度で重要なランダムアカウセスに関しても、リード900MB/sのライト500MB/s付近の数値を叩き出している。
数値的には2.5インチのSATA SSDよりも遥かに速いので、ストレージの心配はいらないとおもう。
NVMe SSDの換装ができるのも嬉しいポイント
GPD P2 maxのSSDは2280サイズのNVMe SSDを使うことができる。発売時期やベンチマークを見る限りでは、PCIe 3.0接続なので、購入するさいの参考にしてください。
もとから速度が速いので、ベンチマークを参考に高速な1TB以上のモデルじゃないと意味がないでしょうね。
SSDが交換可能ということだけでも安心材料なので、容量の心配はあまりしなくてもいい。
キー配列は日本語入力向きではない
キーボード自体はUS配列のQWERTYキーボードですが、ノートPCらしく特殊な独自配列となっている。慣れを期待しても無理があるほどには特殊なキー配列となっています。
その中でも特に使いづらいと感じる、日本語入力に不可欠なキーを紹介しておく。
ちなみに、僕はUSキーボードとして使用しているので、”Shift+2”で@が出ない場合は対応してるキーが違います。おそらくJISキーボード(日本語キーボード)の設定になっていると思います。
- ”ー(長音符)”伸ばすときに使う
- ”`(バッククォート)”Alt+`で日本語と英語を切り替える
- ”「」(かっこ)”話し言葉を書くときに使用する
上記の記号を打ちたくても、GPD P2 maxでは”Fn(ファンクションキー)”と同時押しする必要がある。
使いづらく感じるならキーマップを変更してもいいですが、GPD P2 maxには余分なキーが少ないので、どうしいても我慢できないキーのみを変更するほうがいいでしょう。
長音記号は致命的
Fnキーを押しながら I(アイ)を押す。
特に長音記号が致命的で、よく使用するキーなのに”Fnキー”を使わないと打てないのがつらすぎる。
僕は購入時のままで使いたい派なのですが、このハイフンだけはカスタマイズしたくなる。キーボードをカスタマイズせずに使いたい理由は、再インストールやリセットを行った際にも、再設定する必要がないからなんです。
個人的に変更したいキーのNo.1は長音記号ですかね。
ローマ字入力に切り替えるのも一手間
FnとAltを押しながら T(ティー)を押す。
半角と全角を切り替えるアレです。いちど日本語入力になっていれば、Shift+Caps Lockを押すことで半角に切り替えることもできる。
最初が面倒なだけなので、次の話し言葉で使用するカギ括弧と同じく慣れればなんとかなります。
カギ括弧はなんとか我慢できる
GPD P2 maxのキーボードで、話し言葉となるカギ括弧の入力方法は、Fnキー+N(M)キーとなっている。
カギ括弧や丸括弧は記号と入力しなくとも、”かっこ”と入力し変換すれば書くこともできる。
長音記号や全角切り替えに比べれば、他の入力関連はさほど面倒とは感じないだろう。しかし、Shiftとのあわせ技で入力できる機種と比べると、使いづらいとしか言えない。
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