夜間飛行や目視外飛行の許可・申請を取るさいの練習は室内かネットで囲われた場所でできる

夜間飛行は禁止されているのに、飛行許可・承認を申請するときには夜間飛行の練習時間の申告を求められてしまいます。いったいどこで練習すればいいのか?といってもタイトルに書いてある通り室内か、室内に準ずる(室内扱いの場所)で練習すればいいんです。

他にも目視外飛行の練習(モニターやFPVゴーグルのみでの飛行)も同じ要領の訓練(室内訓練)で問題ありません。

夜間・目視外飛行では飛行方法が規制されている

夜間・目視外での飛行は原則、人や家屋などの工作物がない場所じゃないと飛行させること出来ないうえ、夜間飛行では目視の範囲でしか飛行させることはできません。

夜間・目視外は人や工作物がない場所じゃないと飛行できない

  • 人又は家屋が密集している地域の上空では夜間飛行は行わない
  • 人又は家屋が密集している地域の上空では目視外飛行は行わない
  • 夜間の目視外飛行は行わない

夜間飛行を行う際の体制

  • 夜間飛行においては、目視外飛行は実施せず、機体の向きを視認できる灯火が装備された機体を使用し、機体の灯火が容易に認識できる範囲内での飛行に限定する
  • 飛行高度と同じ距離の半径の範囲内に第三者が存在しない状況でのみ飛行を実施す
  • 操縦者は、夜間飛行の訓練を修了した者に限る
  • 補助者についても、飛行させている無人航空機の特性を十分理解させておくこと
  • 夜間の離発着場所において車のヘッドライトや撮影用照明機材等で機体離発着場所に十分な照明を確保する

このように夜間飛行は日中の飛行に比べ、より安全の確保が求められます。訓練を終了して夜間飛行の許可が降りても、フェールセーフの思考で安全性の担保につとめましょう。

事故を起こしてからでは遅いですからね。

ここに上げた内容は、国土交通省の発行する無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領(本文)の20p 5-3夜間飛行の適合基準に書いてあることをまとめたものです。

目視外飛行を行う際の体制

  • 飛行の前には、飛行ルート下に第三者がいないことを確認し、双眼鏡等を有する補助者のもと、目視外飛行を実施する
  • 操縦者は、目視外飛行の訓練を修了した者に限る
  • 補助者についても、飛行させている無人航空機の特性を十分理解させておくこと
  • モニターを見ながら、遠隔操作により、意図した飛行経路を維持しながら無人航空機を飛行させることができること及び飛行経路周辺において無人航空機を安全に着陸させることができること。
  • 必要な能力を有していない場合には、無人航空機を飛行させる者又はその関係者の管理下にあって第三者が立ち入らないよう措置された場所において、目視外飛行の訓練を実施すること。

ここに上げた内容は、国土交通省の発行する無人航空機の飛行に関する許可・承認の審査要領(本文)の21p 5-4目視外飛行の適合基準に書いてあることをまとめたものです。

夜間飛行や目視外飛行の練習(訓練)は室内と室内扱いの場所でできる

国土交通省の改正航空法/飛行ルールでは夜間飛行(日没から日の出までの時間)は禁止されています。夜間飛行をするには許可申請をし承認されなければドローンを飛行させることはできません。DIPS申請をできるようになってからは、夜間飛行訓練での申請ができるようになりました。

※日没時間とは今まさに飛行させようとしている場所での日の入り~日の出までの時刻のことです

さらに夜間飛行の許可を取得するための要件として、夜間飛行の訓練をしなくては承認を受けることが出来ないんです。DIPSで夜間飛行訓練の許可を取得し、訓練後に変更申請で許可を取得できるようになりました。

禁止されているのに訓練をしろと言われ戸惑いましたが、簡潔に言えば飛行ルールの規制を受けない場所で訓練を実施すればいいだけなんです。屋内であれば航空法の規制外になるので、夜間飛行だろうが目視外飛行だろうが問題になることはありません。

夜間飛行・目視外飛行の具体的な訓練方法とは

具体的に訓練とはどのようなことをすれば良いのか?あまり情報はネット上にありませんよね。飛行訓練は、訓練のために許可を受けている”特定の場所”か、室内(ネットなどで囲われた室内扱いの空間も含む)もしくは夜間・目視外飛行の訓練で申請し許可を取得しましょう。

訓練場所としては市営や民営の体育館、屋内ドローン練習場などで行いましょう。

訓練項目

夜間飛行・目視外飛行の許可を取得するさいの訓練は、業務でドローンを飛行させる場合と同じレベルの飛行技術が求められます。これは夜間飛行が危険なのは言うまでもなく、夜間飛行をする場合の要件が厳しいことの裏付けでもあるんです。

くれぐれも安易な考えで飛行させないでください。

ルールを破って飛行させていると今よりもさらに厳しい規制となり、自らのクビを締めることにもなりますからね。

基本的な訓練

こちらは基本訓練項目なので、夜間飛行(暗闇での飛行)が不安な場合に再度チャレンジして、普段通りの飛行ができるか確認してください。

項目 内容
離着陸 操縦者から3m離れた位置で、3mの高さまで離陸し、指定の
範囲内に着陸すること。
この飛行を5回連続して安定して行うことができること。
ホバリング 飛行させる者の目線の高さにおいて、一定時間の間、ホバリン
グにより指定された範囲内(半径1mの範囲内)にとどまるこ
とができること。
左右方向の移動 指定された離陸地点から、左右方向に20m離れた着陸地点に
移動し、着陸することができること。
この飛行を5回連続して安定して行うことができること。
前後方向の移動 指定された離陸地点から、前後方向に20m離れた着陸地点に
移動し、着陸することができること。
この飛行を5回連続して安定して行うことができること。
水平面内での移動 一定の高さを維持したまま、指定された地点を順番に移動する
ことができること。
この飛行を5回連続して安定して行うことができること。

業務を実施するために必要な操縦技量の習得

夜間飛行させる場合には、こちらの訓練飛行の項目を安定して行えるようにならなければなりません。暗闇で機体の確認がこんなんな状態(ドローンのLED(灯火装置)を頼りに飛行する)での安定飛行が求められるので、難易度はそれなりに高いです。

項目 内容
対面飛行 対面飛行により、左右方向の移動、前後方向の移動、水平面内
での飛行を円滑に実施できるようにすること。
飛行の組合 操縦者から10m離れた地点で、水平飛行と上昇・下降を組み
合わせて飛行を5回連続して安定して行うことができること。
8の字飛行 8の字飛行を5回連続して安定して行うことができること。

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