【比較】Phantom 4 ProシリーズとMavic Proの違いは圧倒的な画質の差

気になる比較

Phantom 4シリーズのPro/AdvancedとMAVIC Proの違いは気になりますよね。そこで今回はP4PとMavic Proの違いを比較してみたいと思います。

 

ポイントはiso感度とセンサーサイズで、決定的なのが4k60pの動画性能ではないでしょうか。(秒間60コマの動画)

この記事ではPhantom 4 Proで話をすすめていますが、Phantom 4 Advancedという下位機種もあるため、予算が厳しい方はAdvancedという選択肢もあります。

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カメラ性能を比較するとPhantom 4 Proが圧勝

 

カメラ性能は比較するのもかわいそうなレベルで、MAVICのセンサーが1/2,3インチなのに対して、Phantom 4 pro/Advancedが1インチセンサーなので、解像感やダイナミックレンジの違いは言うまでもありません。

 

センサーが大きいということは、

  • 光を受ける面積が大きい
  • 高感度でもノイズが少ない

ミラーレスカメラの例でいうと「空気感が違う」印象を持ちます。APS-Cサイズセンサーとフルサイズセンサーの画質の差が埋まらないのと同じ理屈ですね。

高感度の動画撮影では1絞りの性能差

 

  • Mavic ProのISO感度は動画でiso3,200・写真でiso1,600
  • Phantom 4 ProのISO感度は動画でiso6,400・写真でiso12,800

 

この数字はカメラが好きな方にはピンとくると思いますが、日の出直後や日没直前では性能の差が顕著に現れてしまいます。

Mavic ProとPhantom 4 Proの動画撮影時の最大iso感度差が1絞りですが、実際にYoutubeで見る限りではセンサーサイズの違いと相まって、もっと開きがあるように感じます。

 

4K動画の滑らかさが違う

 

  • Mavic Proが4K30fpsで60Mbps
  • Phantom 4 Proは4K60fpsで100Mbps

 

さらにP4Pは次世代動画圧縮フォーマットのH.265対応で、高画質なのに圧縮率が高いので、動画編集などにも最適化されているんです。

4k30pと4k60pの違いは実際の比較動画を見ると納得ができると思います。

こちらの動画で乗っている自転車のスポークを見るとあきらかな違いがわかるかと思います。

 

4k画質で1秒間に60コマあると、動きのある映像でもなめらかに動いて見えるので、動画の品質が1段上がったように見えます。Premiere Proなどの動画編集アプリで30p映像を補間して60pにすることもできますが、ネイティブで対応しているものと比べるとどうしても不自然になるんですよね。

 

レンズ焦点距離の違い

空撮などでは、より広角な画角で撮影したくなりますが、Phantomの方が広角レンズを搭載しています。下記に35mm換算の焦点距離を載せておきます。

 

  • Mavic Proの焦点距離が28mm相当
  • Phantom 4 Proの焦点距離はは24mm相当

 

28mmというと、コンデジやiPhoneなどと同じような画角となっています。

 

好みの問題になりますが、広角レンズのほうがよりダイナミックな映像を記録できることは言うまでもありません。Mavic Proの口コミを見る限りでは焦点距離が28mmということで、「もう少し広角で撮影したい」というのを目にすることが多いと感じます。

Phantom4シリーズのスペックを確認する

 

決定的なのが絞り機能

 

現在DJIの一般向けドローンで絞りを調整できるのは、Phantom4pro/Advancedのみとなっています。それ以外のドローンでは絞りが調整できないため、日差しの強い日中の撮影ではNDフィルター(レンズの明るさを調整するフィルター)がかかせません。

絞りさえ調整できれば撮影の幅が広がるのは言うまでもありませんし、絞ることでより高画質での撮影が可能なんです。

 

耐風性能もPhantom4Proの圧勝

 

  • Phantom 4 Pro/Advancedは風速10m/sまでの耐風性能
  • Mavic Proは風速5m/sでふらつく

 

風が強いといくらGPSの性能が良くても風に流されてしまいます。MAVICの耐風限界は風速レベル5で、大体7~10m/s程度と言われています。余裕をもって飛行させられるのが風速5m/s、時速になおすと18km/hとなり、自転車で走っている時に感じるくらいの風となります。

 

Phantomの限界といわれる風速10m/sになると木の枝が激しく動くほどの風となります。

趣味の空撮ならいいのですが、仕事で飛ばすとなるとMAVICの耐風性能では少し心もとない感じがしますね。

 

ちなみにDJI公式サイトで最大風圧抵抗を見てみると、MAVICとPhantom4ともに29~38km/hなので、風速10m/sで同じ性能のようですが以下の動画を見ると、Phantom4の安定感は抜群ですね。

MAVIC Pro風速5m/sホバリングテスト

Phantom 4風速15m/sでの飛行テスト

この動画を見てもわかるように、耐風性能はPhantomの方が圧倒的に良いと思います。特に冬場などは風が強いため、MAVICでは飛行できない日も増えることでしょう。安定して飛ばしたいならPhantom4シリーズを選択してください。

コンパクトさではMAVICproにはかなわない

コンパクトさを重視するなら、MAVICpro以外ありえません。MAVICよりコンパクトなドローンで同じDJIのSparkがありますが、Sparkの場合は全体的に性能が落ちます。

MAVICの最大の特徴が収納時のコンパクトさで、DJI製品の中で性能とサイズのバランスがとても素晴らしいものが有ります。

一眼レフと一緒に持ち歩けるのがMAVICの最大のメリット

Sparkも気になるでしょうが、飛行性能が段違いです。MAVICとなら満足のいく空撮と、一眼レフカメラを一緒に楽しむことだってできます。正直にぼくが1番悩んだのがココで、空撮の映像表現をとるのか一眼レフとの共存を取るのか。

もしも、カメラもドローンも一緒に持って撮影に出かけたいのなら、選択肢はPhantomではなくMAVICの方が優位だと思います。

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