ついに発表されたMavic２ですが、予想どおりの２機種同時発表でしたね。
- １インチセンサーのMavic 2 Pro
- 1/2.3インチセンサーのMavic 2 Zoom
上記の２機種が発表されましたが、画質を求めるなら１インチセンサーなんでしょうが、コンパクトなボディにズーム機能が搭載されているのも魅力ですよね。
噂にあったMavic 2 Enterpriseは発表されませんでした。
発表を見逃したかたもYoutubeで見ることができます。
Mavic 2 ProとZoomの気になるスペックを比較
ProとZoomは機体こそ同じものですがカメラがまったく違うものになっており、Proが高画質モデルでZoomが少し特殊な撮影ができるドローンとなっています。
また、どちらのモデルを購入してもMavic 2ジンバルカメラ交換サービスを利用し、DJIへ送ることでProカメラとZoomカメラの交換が可能です。
| Mavic 2 Pro | Mavic 2 ZOOM | |
| カメラ | Hasselblad製カメラ １インチセンサー |
24-48光学ズーム 1/2.3インチセンサー |
| 画素数 | 2000万画素 | 1200万画素 |
| 絞り | f2.8ーf11 | f2.8 (24 mm) – f3.8(48 mm) |
| ズーム機能 | なし | 光学２倍 フルHDでロスレス4倍 |
| ダイナミックレンジ | 14stop | 13stop |
| ISO感度 | 動 画；100~6400 静止画：100~3200（オート） 100~12800（マニュアル） |
動 画；100~6400 静止画：100~1600（オート） 100~3200（マニュアル） |
| 動画性能 | 10bit Dlog-M 10bit HDR 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p |
D-Cinelike 4K: 3840×2160 24/25/30p 2.7K: 2688×1512 24/25/30/48/50/60p FHD: 1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p |
| 動画フォーマット | MP4 / MOV (MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265) | MP4 / MOV (MPEG-4 AVC/H.264、HEVC/H.265) |
| 飛行時間 | 31分 | |
| 内部ストレージ | ８GB | |
| 動画伝送 | OcuSynk2.0 | |
| 自律飛行 | アクティブトラック2.0 | |
| 機体寸法（折りたたみ時） | たたんだ状態；214×91×84 mm (L×W×H) 広げた状態：322×242×84 mm (L×W×H) |
|
| 機体重量 | 907g | 905g |
| 耐風性能 | 8.0〜10.7m/s（ビューフォートLv5） | |
| 障害物検知 | 上下/左右/前後の全周検知（左右は時速28.8kmまで、アクティブトラックとトライポッドモードのみ障害物を検知） | |
- 上記以外にもDJI Googgleにも対応しているので、片目1080p×２の高画質FPV飛行が可能
- カメラは上方チルト可能（チルトアップ）
- 対応microSDカードはUHS-１のV30 最大容量128GBまで推奨
- プロペラは専用設計のため旧Mavic Pro及びPlatinumでは使用できない
- 底部LEDライトにより夜間の視認性アップ
- 送信機のHDMI出力は無し
- ファームアップで旧Mavic Proの送信機にも対応予定
スペックを見る限りではProモデルであれば本格的な空撮業務にも使えそうですね。
Mavic 2 Pro Zoomを最も早く手に入れられるのはDJIストア
Mavic 2 ProとMavic 2 ZOOMの違い
違いはカメラにあり、ProはHasselblad製の１インチセンサーでズームなし。ZoomはおそらくDJI製のカメラで光学２倍ズームができるカメラとなっています。
Mavic 2 ProはPhantom４Pro2.0と同じ１インチのCMOSセンサーを搭載し、カメラはDJIが買収したカメラの名門Hasselblad製となっています。今までの1/2.3インチセンサーに比べ４倍近い面積を有しているので、Mavic Proと比べると遥かに高画質な空撮動画を撮影できます。
ProモデルはISO感度の上限が12,800まで上がったので、もしかしたらISO1,600が常用できるレベル（我慢できるレベル）まで仕上がっているかもしれませんね。
Mavic 2 Zoomはセンサーこそ1/2.3インチと据え置きですが、光学２倍ズームのうえにフルHDならロスレス（画質劣化なし）で４倍ズームまで対応しています。これにより離れた場所からでも安全に撮影できるし、圧縮効果により肉眼に近い画角での撮影もこなします。
どちらを選ぶか悩ましいですが、やはり高画質なMavic 2 Proに軍配があがりますかね？
Mavic 2 Pro＆Zoomの新機能
コンシューマードローン初のズーム機能
※MAVIC２ZOOMのみの機能
光学２倍ズームで35mm一眼カメラに換算して24mmの広角から48mmの標準までの焦点距離に対応したカメラです。これにより既存のドローンにくらべ離れた場所から撮影したり、画角の違いから被写体と背景の距離感が違って見えるようになります。
また、標準域まで焦点距離が伸びたことにより、撮影距離が近ければボケを活かした空撮映像も撮影できることでしょう。
DJI初のドリーズーム（ヴァーティゴエフェクト）自動撮影
※MAVIC２ZOOMのみの機能
カメラを引きながらズームアウトすることにより（逆もあり）めまいを起こしそうな映像表現が可能になります。先日発売したParrot社のAnafiもドリーズームができるモデルですが、DJIも以前から機能を搭載する予定だったようですね。
Dlog-Mと10bit HDR動画で手軽に高画質を実現
※Mavic 2 Proのみの機能です
ProモデルならDlog-Mで広ダイナミックレンジの動画撮影ができるうえ、カラーグレ－ティングすることでRaw動画に近い色味の調整が可能です。また10bit HDR動画で撮影すればHDR規格のテレビに直接グレーディングした映像を出力できます。
4800万画素の超解像の静止画
4800万画素の静止画を35mm換算で24mmの画角で写真撮影が可能です。
OSレベルでハイパーラプス対応
ハイパーラプスはMavic 2 ProとZoomの両機とも対応しています。
- フリーフライ
- サークル（POI？）
- コースロック（タップフライ？）
- ウェイポイント
上記の自律飛行で自動的にハイパーラプスが撮影できるようです。
タスクライブラリで前回と同じ飛行経路を飛べる
※今後のファームアップで対応予定
飛行経路を記録して、次回以降飛行させる時に同じ経路を飛行できる機能です。これにより日中～夕景～夜景へと移り変わる風景を撮影したり、ハイパーラプスと組み合わせることで面白い撮影ができそうです。
進化したHDRで拡張されたダイナミックレンジでの静止画撮影
拡張HDR撮影という機能で、いままでのHDR撮影よりも撮影枚数をふやしダイナミックレンジを広げるのでしょう。ダイナミックレンジが広がることで、まるで肉眼で見ているかのような光や影の表現が可能で、フォトコンテストの作品レベルの写真を撮影できるようになります。
自動でノイズ除去できるハイパーライト
撮影モードが別にある以上はただのノイズ除去ではないと思います。もしかしたら超解像技術でのノイズ除去ができるのかもしれませんね。
H.265/HEVC対応で50%アップの高画質撮影
H.264に比べ50%もの高画質を実現し、Phantom４Pro2,0レベルの高画質をジル元しています。
進化したアクティブトラック2.0
- 被写体の認識力アップ
- トラッキング中の被写体軌道を予測
- 72m/hの高速トラッキング（障害物検知無効）
- トラッキング中の自動回避
おすすめの予約サイトはDJIストア
DJIの製品をいくつか購入していますが、入荷から出荷までも早いし発表中にはDJIストアで購入できるようになっていました。他のショップやamazonよりも断然早いと感じていますし、レビューなどの購入のようすをみていても同じようです。
もっとも早く手に入れられるのはDJIストア経由の購入ではないでしょうか。
Mavic Proの時にはあっという間に３ヶ月待ちになってしまったので、購入するなら早いものがち？
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