Mavic AirとSparkはどちらを買うか迷いますよね。スペックやカメラの違いもあるし、機能なども若干違うんですが、そもそもターゲットとしている方が違うんですよ。
DJIのドローンは上手く住み分けができているので、自分に合うドローンを選びたいものですね。
ターゲットの違い
MavicAirとSparkでは購入を想定しているターゲットユーザーの違いがあります。MavicProにくらべてライト層のユーザーを取り込みたいのと同時に、空撮ドローンの初心者を想定してたりするんですよね。
Sparkの想定ターゲット
Sparkのユーザー層はトイクワッドを購入するかGPS付きの少しでも安心できるドローンなのか迷い比較されている方が対象なんです。しかも手軽に飛ばして旅行先などにも持っていって自撮りしたり、キャンプなどでも活躍まちがいなしですね。
スマートホンだけでも操作できるように手だけで動かせるジェスチャーコントロールを搭載しているので、5万円台から購入できるのもメリットのひとつだと思います。
実際にSparkの性能というのもMavic Airと比べてしまうと見劣りしますが、トイクワッドと比べた場合には遥かに性能がいいんです。カメラにもジンバルが付き、撮影できる映像も安定するので購入された方たちは「なんでもっと早く買わなかったんだろう…」などとおっしゃりますね。
Mavic Airの想定ターゲット
Mavic AirはMavicシリーズの名に恥じないドローンで、飛行性能や空撮映像もMavic Proに引けをとらない性能を持っています。
「まだ高額なドローンを買うのは怖いけど、少しでも性能がよく持ち運びにジャマにならないドローンがほしい」
そんな方が対象です。
僕も購入時にさんざ迷って結局Mavic Airにしたんです。まぁ、その時に悩んだのはPhantomでしたけどねw迷っていたのはMavic ProとPhantom4Proで、清水の舞台から飛び降りるつもりでPhantomの購入を決意した矢先にMavic Airが発表されたんです。
カメラも広角になり(Mavic Proは28mmでMavic Airが24mm)となり、折りたたんだサイズも広げたサイズもコンパクトになっていて、フライモアコンボでもMavic Proの単体価格と同程度なんです。
Phantomはカメラ性能も良いんですが、とにかく大きくて気軽に持ち運べる感じではなかったんですよね。それでもMavic Proと比較した場合には、僕にはPhantomの画質に魅力を感じていましたが、大きいんです…Phantomにμ4/3のセンサーを積んでレンズ交換までできるなら迷わなかったんですが,,,(お値段据え置きで)
スペックを比較
スペック的には当然Mavic Airですが、Sparkでも十分な性能があります。価格が約半分な点を考慮するとSparkの検討ぶりがうかがえますね。
大きく違うのが動画撮影の保存形式で、Mavic Airは4K対応ですがSparkはFullHDでしか撮影できないところです。「やはり4Kの方が…」と思うでしょうがテレビなどで再生するにしてもFullHDでも十分きれいなんですよね。
機体を比較
まずは基本性能などのスペックを比較してみたいと思います。特に気になる点を赤字で表示しています。
Mavic Air | Spark | |
機体重量 | 430 g | 300 g |
持ち歩きサイズ | 168×83×49 mm (L×W×H) | 143×143×55 mm |
飛行時のサイズ | 168×184×64 mm (L×W×H) | 143×143×55 mm |
対角寸法 | 213 mm | 170 mm |
耐風性能 | 最大10m/s | 約7.8m/s |
最高速度 | 68.4 km/h | 50km/h |
飛行可能距離 | 10 km | 不明 |
最大飛行時間 | 21分 | 16分 |
内部ストレージ | 8 GB | なし |
ジンバル | 3軸 | 2軸 |
操作方法 | 送信機 | スマホ/送信機 |
ビジョンセンサー | 前方・下方・後方 | 前方・下方 |
本体のサイズはSparkよりもMavic Airの方が若干大きい程度ですが、飛行性能にかんしてはMavic Airに軍配があがります。特に風圧抵抗にかんしては顕著ですね。
そして注目したいのがカメラを支えるジンバル性能で、3軸と2軸の差があります。2軸のジンバルだとどうしても機体の動きに影響されやすく、ラダー(回転)やエルロン(横移動)の時にはカクついたりするので、なめらかな映像を重視するなら3軸のMavic Airを選択するしかありません。
その他の飛行性能はたいしてかわりませんが、自動飛行のインテリジェント・フライトモードなどを使う場合には、後方にもセンサーが付いているMavic Airの方がより安全と言えます。現に僕はなんども助けられています。
カメラを比較
カメラの性能を比較していきたいと思います。
Mavic Air | Spark | |
センサーサイズ | 1/2.3インチCMOS | 1/2.3インチCMOS |
画素数 | 有効画素数:12 MP | 有効画素数:12 MP |
焦点距離 | 35 mm判換算:24 mm | 35 mm判換算:25 mm |
レンズの絞り | 絞り:f/2.8 | 絞り:f/2.6 |
ISOレンジ | 100~3200 | 100~3200 |
シャッター速度 | 電子シャッター:8~1/8000秒 | 2 ~ 1/8000s |
静止画サイズ | 4056×3040 | 3968×2976 |
写真フォーマット | JPEG / DNG(RAW) | JPEG |
動画サイズ | 4K Ultra HD:3840×2160 24/25/30p 2.7K:2720×1530 24/25/30/48/50/60p FHD:1920×1080 24/25/30/48/50/60/120p HD:1280×720 24/25/30/48/50/60/120p |
FHD: 1920×1080 30p |
動画フォーマット | MP4/MOV (H.264/MPEG-4 AVC) | MP4 (MPEG-4 AVC/H.264) |
一番の違いは撮影できる映像のフォーマットですが、カメラ性能自体にほとんど違いはなくSparkで撮影した映像でも十分キレイなんです。4Kの映像はたしかにキレイですが、フルHDのSparkの映像でも十分と感じさせてくれます。
「空撮動画を本格的に撮影したいけど、高いドローンを買うのは不安…」
という方でもどちらを購入しても満足のいく結果が得られます。スローや60fpsの自然な動画を撮影したいかただけがMavic Airを選択するということ。
Mavic AirとSparkの実際の映像で画質を比較
撮って出しと呼ばれる撮影しただけの映像であれば、比較しても判断はつけづらいです。どちらのドローンもD-Cinelikeとうカラーモードで撮影することができ、撮影した後に編集ソフトでカラーグレーディングすることで、まるで映画のような動画に仕上げられます。
トイクワッドと呼ばれるおもちゃのドローンとは比較にならない高画質での撮影が可能なんですね。
ともにYoutubeに掲載されている動画を参考にのせておきます。
DJI Sparkの参考作例
Mavic Airの参考作例
さいごに
どちらを購入するかひじょうに迷うところでしょうが、僕はMavic Airを購入して公開はしていません。
まずは買ってみないと自分に合っている機種はわかりませんからね。
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