動画編集用のPCを入れ替えるときに気になるのが、GPUの存在だったりする。ソフトの最適化からAMD製のGPUを選びづらい状況が続いていましたが、どうやらAdobeがAMD製GPUに最適化を本格化したようだ。
しかし、現状ではAPU(CPUとGPUの統合プロセッサ)にとどまっているので、今後おおいに期待したいところ。
販売開始したばかりのRadeon RX 6800 XTは、16GBものVRAMを搭載し、ベンチマークではRTX 3080と同等レベルの性能を有している。
AdobeがAMD製のAPUに最適化をはじめた
動画編集ソフトのPremiere ProおよびPremiere RushがAMD製グラフィック統合型CPUに最適化した。
まだAPUしか最適化はされていませんが、NVIDIAの独壇場だったPremiere Pro使用時のGPU選択肢が広がるかもしれない。
今後はAMDの単体GPUにも最適化が進むと考えられるので、ハイエンドクラスに進化したRX 6800 XTも4K動画までであれば選択肢としてありだと思う。
それでも僕はNVIDIA製のGPUを使いますがw
CPUはintelで、GPUはNVIDIAという構成でいままできているので、よほどのことが無い限りは鞍替えしないと思います!
メディアでRTX 3090超えとの報告もあるが性能差はあきらか
RX 6800 XTがベンチマークでRTX 3090を超えたとの報告をするメディアも確認されていますが、実際にはRTX 3090の性能は化物クラスであるのは言うまでもない。
VRAM容量の比較
- RTX 3090:24GB GDDR6x
- RX 6800 XT:16GB GDDR6
- RTX 3080:10GB GDDR 6x
いっけんすると3080よりもRX 6800のほうが魅力的に感じますが、RTX 3080のVRAM規格がGDDR 6Xな部分に注目してください。GDDR 6XはGDDR 6と比較して、少ない電力でより多くのデータを扱えるため、同電力での性能が高くなる。
VRAM容量の差はありますが、総合性能でRTX 3080とRX 6800 XTの性能差はほぼ無いに等しい状態である。
いっぽうRTX 3090はVRAM容量も上位だし、GDDR 6X規格のためソフト側で最適化がすすめば、RX 6800 XTとは比べ物にならない性能となる。感覚値ではありますが、倍以上の性能があるのではないでしょうか。
RTX 3090はTITAN RTXの後継モデルと見られているので、8K動画編集をしたいなどの明確な理由がない限りは、無理して買う必要のないモデルだと考えられる。
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