QNAPのTS-453DというNASを買った

以前から使用しているNASの『dorobo』の調子が悪く、QNAPのNASを購入しました。買ったといってもまだ届いていないので、なぜQNAPの『TS 453D』を購入したのか、どういったNASを買うべきなのかえお書いておきたいと思います。

最初に大事なことを書いておきますが、NASに入れるHDDやSSDは、製造ロットやメーカー違いで入れましょう。詳しくは後述します。

NASの運用経験者はまだ少ないと思うので、経験談もまじえ記録として残しておく。

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なぜNASを使う必要があるのか

NASとは家庭内などのネットワークに接続したストレージ(HDDなど)で、主な用途はパソコンやスマホで扱うファイルの保存先としてです。

ただ保存するだけなら自前のパソコンに保存したり、USB接続のHDDなどでも十分と思いますよね?しかし、会社のパソコンと同じように、家族間でファイル共有なんてこともできるんです。

最新式のNASであれば、NASメーカーが公開しているスマホアプリと使うこともできる。

スマホアプリでは、スマホデータのバックアップや、パソコンなどで保存した写真やビデオも見ることができる。たとえば、実家に帰省したときなどに、親兄弟にその場で見せてあげられるのもいい。

マイナーなNASをおすすめできない理由

僕が現在進行系で使っている『dorobo』というNASは、ベンチャー企業が販売していたNASで、かなりマイナーな部類にはいります。

なぜマイナーなdoroboを使っているのかというと、その特殊な運用方法が大きな理由だったりする。

NASに入れるHDDなどのストレージは、基本的に複数台入れるのですが、回転速度や容量などを同じにしないと使えないんです。

いまのNASには特殊なOSが入っていて、各社独自に容量や回転数が違うHDDでも使えるようになっています。doroboを買った当時はその技術がマイナーで、doroboのBeyondRAIDという機能で実現できていた。

しかし、一般的なRAID1やRAID10と違い、容量違いのHDDを扱う技術に頼ってしまうと、冗長性をもたせたデータを取り出せないなんてことにもなりかねません。

将来的には新世代のRAIDとして規格化される可能性はありますが、2021年現在はまだRAID10運用がおすすめです。

詳しいRAID(レイド)の種類を知りたければコチラのページで解説されています。

RAID1またはRAID10が基本

RAID1が自動バックアップ(ミラーリング)で、RAID0がHDDの高速化(ストライピング)となっていて、両方を合わせたものがRAID10(RAID 1+0)と呼ばれている。RAID10を実行するには最低でも4台のHDDが必要なため、安価なNASでは難しいし、それなりにお金がかかるのも覚悟しないといけない。

RAID10に似たものでRAID50(RAID 5+0)というのもありますが、こちらはHDDが6台以上必要なため、一般家庭やSOHOレベルでは使うことはありません。

HDD2台の安価なNASならRAID1がおすすめ

なぜNASを使うのか?

というトピックに戻ってしまいますが、アーカイブファイルの保存場所であり、あくまでも保存が目的なので冗長性を気にするべきである。

HDD3台以上で構成できるRAID5というものもありますが、HDDが1台壊れても動いてしまうんですね。順調に動いているので、そのまま使い続けちゃいますが、2台めが突然壊れ読み取り不能なんて事故が多発しています。

後述しますが、HDDを4ベイ(4台)搭載できないNASなら、RAID1保存でミラーリングできるNASにするべき。

ミラーリングとは、同じファイル構造のHDDのコピーをつくる機能だと思っておいてください。NASが自動で最新の状態にしてくれるので、ミラー保存を自分で管理しないで済むんです。

他の機器で読み取れない保存はダメ

肝心のマイナーなNASではをおすすめしない理由としては、革新的な技術が使われていることもありますが、万が一壊れた場合の復旧方法が曖昧なところ。

一般的なRAID構成のNASであれば、RAID10運用することで、故障に強いということが上げられます。

NAS本体が壊れたとしても、メジャーなNASメーカー製であれば、互換性が保たれた機種が存在しています。元のNASからHDDを取り出し、移行先のNASにHDDを差し込むだけ。

こういったサスティナブルな運用ができることもメジャーメカーをおすすめしたい理由なんです。

比較して悩んだのはDS920+とTS-453Dでした

購入にあたり少ないながらも『購入に際しての条件』が僕なりにありました。

最低ラインで『RAID10』が使えることと、できれば将来的にある程度の拡張性を持っていること、メジャーなバックアップソリューションを提供しているメーカー製であること。

上記をふまえ製品レビューを見ながら選定していきました。

  • RAID10なので最低でも4ベイ以上
  • SynologyかQNAPの評判がいい

どちらもエンクロージャーの追加(HDDケースの追加)や、新しいNASの移行も問題なくできるので、そういった面を心配しているならどっりを選んでも問題ない。

RAID5でバックアップするNASが流行っていますが、RAID5はやめておけという話を最初にしておく。RAID5にするくらいなら、読み書き速度を犠牲にしてでもHDD2台でミラーリングするNASを選びましょう。

ミラーリングが重要なので、僕は4台構成のNASでRAID10運用するというわけ。

RAID5での運用はやめよう

もっとも大事なのがRAID構成の部分で、知らない人がよく買う製品はRAID5が多く、冗長性に一抹の不安を覚えます。

価格コムなどでもRAID5運用しているかたは多いですが、『故障に気が付かない』『いつのまにかHDDが読み込めなくなる』ねんてことになりかねません。

RAID5の宣伝文句的には『RAID5は高速で冗長性もあり安心できます!』などとかかれていますが、僕が言いたいことは下記サイトを読めばわかると思います。

3台以上のHDDでRAID5を使えますが、1台壊れても普通に使えてしまいます。その後2台めが壊れ、はじめて取り返しのつかないことになったと気づくのです。

RAID5が危ない

安心できるバックアップ方法は、ミラーリングできるRAID1かRAID10だけだと思ってください。

DS920+とTS-453Dの機能を比較

機種を選ぶまでにかなりのレビューを見て回りました。

結果購入に至ったのはQNAPのTS-453Dですが、なぜDS920+にしなかったのか?という部分は、機械の拡張性と高速LAN(高速転送)に対応しているか?でした。

最初に詳しく調べたのはDS920+のほうで、amazonなどのレビューがかなりいいんですよね。NASの管理用ソフトや、スマホアプリが使いやすいようで、QNAPよりSynologyがおすすめされていました。

そこから自分でQNAPのサイトでTS-453Dを探し、スペックを詳しく見ていくと。。。

DS920+とTS-453Dが大きく違う部分
  • LANの通信規格が1GbE(DS920+)と2.5GbE(TS-453D)
  • USB 3.2 Gen 1(DS920+)とUSB 3.2 Gen 2(TS-453D)
  • TS-453DはPCIe拡張カードで機能を追加できる(専用品)

TS-453Dの拡張性はかなり優秀で、10GbE対応にしたり、NVMe M.2 SSDカードを追加したり、USBポートの追加もできちゃいます。

僕的にググッときたのは10GbE拡張カードで、ボトルネックとなるLANネットワークの高速化対応はステキすぎ。

LANのHUBなども2.5GbEなり10GbEに対応させる必要はありますが、元の機械が対応していないとどうしようもないですからw

NASのHDDを買うときに注意してほしいこと

NASにUSB HDDと違い複数のHDDを入れることになります。もちろんSSDを入れることもできるので、将来的に中身を入れ替えることだって可能です。

最低2台で、多いものは6台や8台とかなりの数になる。

家庭用やSOHOでの用途とした場合なら、HDDが2台のものか4台を選ぶのがコスト的にいいところですが、中に入れるHDDの購入時に気をつけて欲しいことがあります。

儀式といっても言い過ぎではない気がするw

HDDの回転数や容量が同じものを選ぶ

回転数や容量の違うHDDを混在できるが、コストメリットが何もないので、緊急時意外は混在させても意味が無いということ。

HDDをRAID構成するのに悩むのが、HDDの速度違いや回転数違いでしょう。昔から同回転数で同容量のHDDがいいと言われていますが、それには理由があるんです。

HDD混在時の挙動
  • 違う回転数のHDDを混在させたときは遅い回転数に合う
  • 違う容量のHDDを混在させた場合は容量の小さい方に合う

違う回転数のHDDを混在させたときは、それぞれスペックが低いHDDの挙動に、自動で合うようになっている。

例として、5000回転と10000回転のHDDの場合では、10000回転のHDDが5000回転までしか速度が出ません。容量についても、2TBと6TBのHDDを混在させた場合では、6TBのHDDが2TBまでしか使用できなくなってしまう。

最近では僕が使っていた『dorobo』のように、HDDの回転数や容量が違っても、NASのOS(オペレーションシステム)で自動的に運用してくれるものもあります。

もちろんQNAPやSynologyのNASも独自のRAIDレベルを持っているので、混在運用でも問題なく動いてしまう。

問題は障害が起こった時。

特殊な運用になればなるほど、HDDやNAS本体の不調時にデータ救出の可能性が減っていく。可能性がもっとも高いのが、昔から使われている『RAID構成』での運用でしょう。

同一メーカーの同一ロットは買うな

NASでHDD運用する作法的なことがらなんですが、故障の原因を少しでも減らすためにはとても大事なことなんです。

要するにHDDのメーカーや製造時期をズレたものを購入してほしい。

HDDの台数別の例
  • 2台の場合はメーカーが違うものを購入する
  • 4台の場合は2台づつでメーカーを変える

上記はたとえに過ぎませんが、管理人がNASのHDDを購入するときに意識していることです。HDDが2台の場合はかんたんで、メーカーが違うものを購入するだけでいい。

問題は4台以上の場合です。

4台(偶数台)の場合で、ミラーリング前提の場合には、2台のHDDが元データとなり、残りの2台がバックアップようHDDとなります。

元データかミラーリング先のどちらか2台で同時に障害が起こっても問題はありません。

管理人が購入する場合は元データとミラーリング先で、違うメーカーのHDDを購入するようにしています。もしロット違いにもしたいといった場合には、メーカー違いのHDDを2台購入しショップとは、別なショップでもう2台買えば大体はロット違いのHDDになります。

同一メーカーの同一ロットというのは、HDDが同時に壊れるリスクがとても高いんです。同時に故障する可能性をなくすことはできませんが、減らすためには購入時に気をつけるだけ。

メーカーかロットを別なものにすればいいだけなんです。

メーカーが違うHDDを選ぶには、購入時に気をつけるだけで問題ありません。

問題なのは生産ロットのほうで、ロット違いのHDDを買うためには、買うショップを変えれば大概は違うロットが出てきます。

そこまでするのが面倒だと思うのなら、購入するメーカーだけでも変えておきましょう。

たったこれだけで、HDDが一斉に壊れ始めるなんてことを避けることができるんです。

当サイトで購入したTS-453Dの内訳

管理人が購入したTS-453DのHDD構成を記録しておきます。

Seagate 6TB×2

WD 6TB×2

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