40万円とうえばミラーレス一眼のLUMIX S1Hが買えてしまう価格帯ですね。(笑)このレベルで買えるパソコンというのは、エクセルやワードを使うにはオーバースペックと言える。ではどんな作業に適しているかというと、4K動画編集やVFX、3DCGなどといったワークステーションでやるような作業もこなせるスペックになってくる。
このように高額なPCを自作するのはリスクが高いので、フルオーダーPCやBTOPCをカスタマイズして購入するのがおすすめ。
だって、20万円近いPCパーツを壊したくないでしょ?
40万のパソコンであればCPUにCore i9 10900Xを選べる
Core XやRyzen Threadripperといった、ワークステーションに搭載されるようなCPUを選べるようになる。
そうです。40万の予算があればワークステーションが手に入る。
パソコンに入っているパーツというのはグレードが有り、お金を出せば買えますが選ぶのは自分です。パソコンの中で特に重要なのがCPUというのは知っていると思いますが、パソコン全体からみると能力の8割はCPUともいわれている。
GPUやメモリといったものは、オマケは言いすぎですがCPUあってのもの。
おすすめのCPUはCore Xシリーズで、性能の高さだけじゃなく普段使用しているソフトとの親和性にも注目してほしい。Ryzen Threadripperはたしかに高性能なCPUだが、普段使っているようなPremiere Proなどが多すぎるコアに対応しきれていないのが実情。
単純な性能自体はRyzen Threadripperですが、まだCore Xシリーズに軍配が上がる。
ゲームをしないならQuadro RTXも視野に入ってくる
いろんな場所でNVIDIAのRTXシリーズがおすすめされていますが、それはゲームをやるときのはなしなんです。
Quadro RTXとは、3DCADや動画編集といったクリエイティブに特化したGPUで、業務としてソフトを使う場合に選択されることが多い。そのぶん価格も高くなる傾向にありますが、副業で稼いでいるような編集者なども使っている。
パソコンを動画編集用として購入するなら、Quadro RTXを選択したい。
一番下のグレードであるQuadro RTX 4000でもRTX 2080 tiクラスの価格ですが。(笑)動画編集をするパソコンで重要なのは3つあり、CPUとメモリ、グラフィックボードなのは覚えておきましょう。RTX 2080 tiの場合は、動画のプレビューで重要になるVRAMが11GBあるから、Quadro RTX 4000よりも優秀になってしまう。
どちらが良いとは言えない(僕がQuadroを使ったことがない)が、ISV認証を75社以上から受けているため、AdobeやAutodesk、SolidWorksといった業務用ソフトとの相性が保証されている。ISV認定とは、ソフトメーカーから「Quadroはウチのソフトに対応してますよ!」というお墨付きをもらった状態だと思えば間違いない。
40万円で選ぶおすすめ動画編集パソコン
上で解説しているパーツで考えれば、4K動画の編集からVFX、CGまでこなせるスペックがあります。専用ソフトのPremiere ProやAfter Effects、DaVinci Resolveといったプロが使うソフトも、なんなく動かせてしまうほどのPCになります。
とはいえ、なんでもかんでも高級なパーツを使えるわけじゃなく、きっちり考えながら選んでいかないと、すぐに予算オーバーとなるのがこの価格帯でもある。
各ショップのラインナップをみる限りは、あまり買うひとも少なそうですが、ドスパラのRaytrek XXQ4は在庫切れが多いので人気の構成なんでしょうね。買いたいひとは多いのに構成を考えるのが難しい価格帯とも言えるので、カスタマイズ前提でBTOから選択するのがいいですね。
DAIV X10-QR4
Core XにQuadro RTX搭載で、電源グレードもチタニウムと高く、30万円台前半とは思えないスペックを持っている。これだけのスペックに32GBのRAMメモリでは心もとないので、カスタマイズでメモリ増設し64GBにするのがおすすめ。この構成で税と送料がコミコミで40万円をきってくるんだから驚きである。
コスパ的にはかなり高いので、PCパーツに詳しく無い方や、サポートが充実しているのが好みならマウスにしておけば間違いありません。
SR-ii9-A175T
グラフィックこそQuadroを搭載していませんが、Core XにRTX 2080 Superという贅沢仕様で、CPUクーラーに水冷を採用したモデルです。こちらもメモリ32GBと少なめなので、素直にRAMメモリ64GBとし、GPUをRTX 2080 tiにカスタマイズすることで、4K動画編集もらくらくとこなすマシンに仕上がります。
さらに、採用されているマザーボードがRAMメモリ128GBに対応しているので、パソコンがもっさりしてきても、あとから64GBのRAMを増設できる余裕があるのもいい。RAMメモリ128GB対応マザーを採用しているBTOはまだ少ないので、探すの大変でした(笑)
カスタマイズで44万円くらいになってしまいますが、拡張性も考えたこのカスタマイズはなかなかだと思います!
GBシリーズ
FRONTEIRのGBシリーズは、40万円をきる価格でありながら、NVIDIA GeForce RTX 3090搭載のハイスペックマシンとなっている。
RAMメモリの増設のみでカスタマイズは完了するバランスのいいBTOで、RAM64GBにすると382,800 (税抜)となり、40万円を少し超えてしまいます。ですが、PCスペックをみる限り64GBは最低限欲しいところ。
第10世代対応マザーでZ490チップセットなので、素の状態で購入し、あとからRAMを128GBに増設するのもいいかもしれない。
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