ゲーム用のパソコンというとまず思い浮かぶのが、『ハイスペックPC』の存在ではないですか?人気のゲームをやってみたいけど、「ゲームのために30万円も出せない…」というのが大方の意見だと思います。しかし、eスポーツのプロになるわけじゃないですよね?ゲームで遊ぶだけなら、そこまでハイスペックなパソコンじゃなくても楽しめるんです。
さすがに5万円の格安PCではSwitchと変わらないが、10万円くらいの出費に耐えられるなら、快適に遊べるゲーミングPCを手に入れられます。フルHDでいいならそこまで要求スペックは高くないんです。
人気FPSゲームの推奨スペックから考える
ゲームだけじゃなくPhotoshopやPremiere Proといった、事務用と以外で使う場合には、それぞれに最低動作環境や推奨スペックというものが存在している。こんかいのコラムではゲーミングPCに注目して解説していくので、人気FPSゲームの『フォートナイト』と『エーペックスレジェンズ』の推奨スペックをみながら解説していきます。
なぜFortniteとApex Legendsなのかというと、FortniteはすでにSwitchで遊べるし、Apex Legendsに関してもSwitchに移植されることが決まっています。据え置き機で遊べるゲームは人気が出るから参考になるかと。
「じゃぁ、Switchで遊べばいいんじゃね?」
と思うかもしれませんが、Switchは30fpsと言われているが実はそうじゃない。フレームスキップで30fpsも出ていないのが真実だったりする。だからFortniteをプレイしているキッズたちもパソコンを欲しがるんです。
そのへんを詳しく解説している動画があったので、SwitchのFortniteがどれだけ不利なのかを、興味があったらいてください。
はなしが横道にそれちゃいましたが、だいぶはしょるとFortniteやApexを60fpsで遊びたい、かといってゲームのために30万円も出せないかた向けのコラムなんです。
FPSゲームの推奨スペックを満たせば快適な60fps出る?
推奨スペックとまったく同じ構成のPCを準備できないので、僕の予測でしかないことをお許しください。推奨スペックと同等の構成では、僕が見た限りではGTX 660で出せるfps(フレームレート)は、中画質でやっと60fps出るかな?という感じです。もしもフルHDでの高画質プレイをしたいのなら、最低でもGTX 1060同等の単体グラフィックを準備する必要がある。
現在販売されているモニタは60Hz駆動のものが一般的で、144Hzや240Hzというのはゲーミングモニタだけのもの。プロゲーマーのようにゲームでお金をもらうわけじゃないなら、60fpsでる環境で遊べればじゅうぶんでしょう?実際に僕も遊んでみましたが、60fpsでれば十分だと感じます。もちろんゲーミングモニタを使えばフルHDで240fpsでる環境ではあります。
僕は仕事でもパソコンを使うから、それなりに高いスペックのパソコンを所有していますが、Twitterやネットサーフィン(死語)をするだけならGTX 1080なんていりませんよね。
気になるのは価格だと思います。ゲームを快適に遊びたいなら最低でも10万円は準備してもらいたいところ。これだけの出費ができるなら、ギリギリ60fps出せ、ふだんのネットやTwitterには十分すぎる性能のパソコンを手に入れることができるんです。
Fortnite推奨スペック
Epic GamesからFortniteをやる際の推奨スペック
推奨システム要件
- Nvidia GTX 660またはAMD Radeon HD 7870相当のDX11対応GPU
- 2GB VRAM
- Core i5-7300U 3.5 GHz
- 8GB RAM
- Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6以降
最小システム要件
- PCではIntel HD 4000; Intel Iris Pro 5200 、Macでは同等のAMD製GPU
- Core i3-3225 3.3 GHz
- 4GB RAM
- Windows 7/8/10 64-bit + macOS バージョン 10.14.6
- MacはMetal(API)をサポートしている必要があります。こちらで使っているMacがMetalをサポートしているか確認できます
推奨スペックでは2GBのVRAMを使えるグラフィック性能が必要だとわかりますね。そこでおすすめしたいのが、発売開始したばかりのRyzan 4000シリーズなんです。
ずばりRyzen 7 Pro 4750Gと言いたいところですが、Ryzen 5 Pro 4650Gなら10万円前後でBTOを買える。Ryzen 5 Pro 4650Gならフォートナイトを中画質で60fps以上出せるし、最低画質ならゲーミングモニタで144fps出すことも可能。
内蔵GPUなのでVRAMはシステムのRAMメモリと共用だから、16GB積んでおけば余裕で2GBのVRAMはクリアできます。推奨スペックのグラフィックがGTX 660にCore i5に2GB以上のVRAM、8GBのRAMメモリとなっているのをベースに考察していきましょう。
上記の構成であればマウスやドスパラなどで8万円前後のBTOパソコンとして手に入れられる。
ゲーミングPCというと20万円くらいを想像しがちですが、そこそこ楽しめればいいエンジョイ勢であれば、10万円しないパソコンでも問題ない。というか、ゲームのためだけに20万円以上するPCは奥さんや彼女が許してくれません。(笑)
必要なスペックでは単体グラフィックボードを搭載したPCとなっていますが、2020年現在のCPUであれば内蔵グラフィックでもゲーム自体は60fpsで楽しめる。根拠はPC Gamerという海外のサイトでテストをしていて、Ryzen 5 2400Gという下位グレードのGPU内蔵CPU(AMDではAPUという)で、フルHDの中画質までなら60fpsを超えるので、PC用のディスプレイで快適に遊べるというわけ。
ふつうPCゲームというとフルHDで遊ぶので、単体グラフィックのRTX 2060にCore i5クラスのCPUがあれば問題ないとも言える。WQHDや4Kとなるととたんに要求スペックも上がるので、たまの休日に遊びたいだけのエンジョイ勢であれば、10万円から高くても20万円出せばフォートナイトを楽しめる。
ここまで書いたのはあくまでも普通のモニタの話で、よりコマ数が多い(120fpsなどで動く)ゲーミングモニタで遊ぶのなら、ワンランク上のCPUやグラボを選ぶ感じになる。
フォートナイトクラスのゲームであれば、AMDの新製品であるRyzen 4000シリーズのRyzen 7 PRO 4750Gで問題なく遊べるし、ビジネス用と共用するなら超ハイスペックビジネスPCにもなる。単体グラフィック搭載PCばかりに注目するのではなく、Ryzen ProのようなCPUも十分活躍できることを頭に入れてください。
RTX 2060にCore i7を搭載したパソコンであれば、フルHDで最高画質のフォートナイトが楽しめるということ。
もし管理人と同じようなライトゲーマーなら、Ryzen 7 4750g搭載のBTOパソコンなんかがいいでしょうね。コア数も多いCPUで内蔵グラフィックだけれど、一昔前の単体グラフィックスを凌ぐ性能がある。それでもスペックに不満が出るのなら、あとから単体グラフィックを増設すればいい。フルHDならゲームも快適だし、エクセルやワードといったオフィスソフトも快適にこなせる。
Ryzen 7 4750g搭載PCは、10万円くらいからで買えるからコスパが高いなんてもんじゃない。
Apex Legends推奨スペック
Apexはフォートナイトよりも要求スペックが高く、CPUをワンランク上のものを使い、RAMメモリを16GB以上は積んでおきたいところ。実際にプレイしてみると、フォートナイトよりも絵が書き込まれている印象で、PCゲームの画質が際立っていました。これなら楽しくプレイできるわけですね。
Electronic ArtsよりApex Legends推奨スペック
Apex Legends 推奨動作環境
「Apex Legends」は必要環境を満たしたPCで快適にプレイすることができますが、滑らかな60fpsのフレームレートで楽しむためには推奨動作環境を用意する必要があります。
- OS: Windows 7 64ビット版
- CPU: Intel i5 3570Tおよび同等品
- メモリ: 8GB
- GPU: Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
- GPU RAM: 8GB
- ストレージ: 22GB以上の空き容量
「Apex Legends」必要動作環境
- OS: Windows 7 64ビット版
- CPU: Intel Core i3-6300 3.8GHz / AMD FX-4350 4.2GHzRAM: 6GB
- GPU: NVIDIA GeForce GT 640 / Radeon HD 7730 GPU RAM: 1GB
- ストレージ: 22GB以上の空き容量
Apexを遊ぶためのスペックは、フォートナイトをやるためのパソコンにちょい足しするだけでいいでしょう。具体的にはインテルCore i7+RTX 2060搭載であれば、フルHDモニタで最高画質のApexをプレイできる。もしゲーミングモニタを使う場合でも、この構成なら最高画質で20fpsまでならしっかりと出ます。もうすぐRTX 3000シリーズもでますが、もしかしたらRTX 3050でも同程度のフレーム数を出せるかもしれまえん。
やすさを求めてスペックを落としたくなるかもしれませんが、RyzenもCoer iも7シリーズ以下を使うのはおすすめしません。
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