ハンズオンレビュー用にLumix S1の気になるところをリスト化しつつもレビューしていきます!
現在少しづつテストをして追記しています。もし何か「こんなテストをしてもらいたい」などありましたら、コメントから教えてください。
ファーストインプレッションとして開封レビューもしていますよ!
撮影に関する設定やテストなど
2019年3月24日の朝に受け取り、とりあえずは自分で確認しながら簡易テストしてみました。EVFの見え方や測光性能、ホワイトバランスなどは満足いっていますが、やはり事前情報通りAFが弱点かも。
いの一番で酷評されていたAFのテスト
CP+で試写した方たちが口を揃えて言うのが、「機能は概ね満足だけど、AFが弱点かもしれない」などとレビューしていたので、AFのテストはしっかりとしてみたいですね。
思いっきりピントが外れた状態で、かつ小さい被写体だと合焦まで時間がかかるどころか、ピントが合うこともありませんでした。
あとから取扱説明書をよく見ると、「テレ端(望遠側)からワイ端(広角側)へとズームを動かし(逆でも同じ)、ピントが大外れいている状態だと合焦しづらくなる。」と書いてあるではないですか!しかもレンズとボディをAFにしていると、フォーカスリングを回してもピントが動かないんですよ。
キヤノンのフルタイムマニュアルフォーカス(AFでピントが合ったあとでもMFできる機能)のようなものが見当たらず、ちょっと不便を感じています。ピントが大外れしている場合は、位相差AF(キヤノンのカメラ)でもダメなときがあるので、コントラストAFのLumix S1では厳しい条件だと思います。
フルタイムマニュアルフォーカスが使えれば、大外ししている場合でもピントを合わせやすいんですよね。
↑ Lumix S1でのフルタイムマニュアルフォーカスのやり方がわかりました!
Lumix S1の面白いところは、フォーカスをMF(マニュアルフォーカス)に設定(レンズもボディも)していても、背面の親指AFは動くんですよ。そこで少し考えて、「レンズもMFにしたらどうなるんだろう。」とやってみたら、AFとMFのいいとこ取りができちゃいました!(パナのカメラでは当たり前なのかも。)
下記枠内の方法を使えば、キヤノンで言うところのフルタイムマニュアルフォーカスが使えるようになりました。
V30のSDカードで4K60Pを撮影できるのか
あまりメモリーカードを持っていないので、以前から持っているV30のカードでも、4K60pの撮影ができるかテストしてみたいと思います。
計算上だとV60じゃないと書き込みが追いつかないはずなので、途中で止まると予想しています。
高感度テスト
Youtubeなどで事前に出ている情報通りなら、iso25600までは使えそうに感じたので、夜間に街頭の灯りのみで撮影できるのかテストしてみました。高感度はSN比が高くないとノイズが出まくるはずなんですが、jpgならいい感じにノイズリダクションがかかるんじゃないかな?
発売後すぐはraw現像できないので、ノイズリダクションの設定を探して、街頭のLEDだけでどこまで写るのか試してみたいですね。
- 高感度でのノイズ耐性
- 高感度でのディテール
テストするとしたらコレくらいでいいですかね?
Lightroomで現像できるようになったので、現像テストしてみました。
工場の街灯のみでの撮影なので、通常であればとても手持ちで撮影できるような状況ではありません。ですが、S1はS1Rにくらべて高感度が強いので、街灯だけでもなんとか手持ちで撮影出来てしまいます。
ノイズの出方がわかりやすいように、かなり増感した写真と比較できるようにしてみました。
撮影設定
- iso感度 iso25600
- 絞り f8.0
- SS 1/40
数年前までのカメラであれば、iso25600ではディテールも破綻していましたが、LUMIX S1はある程度ディテールも残っていると思います。また、輝度ノイズ(きどのいず)やカラーノイズも驚異的に少なく、周囲の明るさが十分にあればiso25600でも実用に耐えられそう。
正直なところ、L判プリントであればiso25600が間違いなく使える感度じゃないでしょうか。
こちらは先日僕がRonin SにLUMIX S1を載せてシャッターとかした夜の飲み屋街を散策した映像です。ノイズリダクションなどもかけていないので、暗い場所での撮影でどの程度ノイズがのるかの参考になるかと思います。
持っていないので確実なことは言えませんが、Youtubeなどを見ているとSONYのα7sⅱかそれ以上の高感度性能はありそう。
LUMIX S1とGH5sを比較した動画だと、およそ1段分高感度が良いように見えるので、ぜひご自分の目で確認してみてください。
こちらの動画を見るとわかるんですが、GH5sにくらべLUMIX S1の映像は極端にSN比が高いように見えます。SN比が高いのでブロックノイズやカラーノイズも少なく、とてもクリーンな映像ですね。
こちらの映像も参考になると思います。
手ぶれ補正はどうなのか
5.5~6段といわれる手ブレ補正のテスト(とはいえ、どのようにテストすれば良いのか見当がつかない)
実際にさわってみて思ったのが、思った以上に手ぶれ補正がすごいというところ。すごいしか出てきませんがw
テスト方法を思いついたら、書いていこうかな。
Pixel By Pixelでの動画画質
Lumix S1のスペックで気になっていたのが、動画撮影でのPixel By Pixelでの画質。これが使えるようであれば、望遠域でとても有利に使えるんですよね。(あまり期待できないですが。)
Pixel By Pixelで4Kの撮影ができたら、望遠効果がすごいと思ったんですが、現状のファームウェアではFullHDまでしか撮影できませんでした。
とはいえ、手持ちでテストしてみたところ、解像感的にはまぁまぁといったところ。
Pixel By Pixelでのテストは、三脚に据えて撮影し、Youtubeにアップしたほうが良さそうですよね。テスト出来次第追記していきます。
こちらテストしたのでYoutubeにアップしました!
実際に試したところ解像度的には問題ない(個人的には十分解像している)んですけど、先にも書いたように残念なことに4Kでは撮影ができませんでした。しかし、望遠レンズ(800mm f5.6などの長いレンズ)が無い状態でも望遠効果が得られるのが良いですね。
SIGMAから発売されるマウントコンバーターのMC-21も予約しているので、手元に届いたら所有しているEFレンズでもテストしてみたいと思います。
(持っているので一番長いのがEF 70-200 f2.8Lです)
2019年7月にV-Log関連のアップデート(有償)がくるようですが、今後も4KでのPixel by Pixelはできないでしょうね。
とても残念です。
お札を手持ちでイレゾで撮影し解像度が上がるのか
試してみたいのが、お札を手持ちでハイレゾ撮影したときに、どのていど解像するのかというところ。
三脚にのせて撮影すれば、24-105のハーフマクロと合わさり、肉眼では見えないところまで解像すると予測しています。でも、どうなんでしょうね。
実際にやったら掲載します。
手持ちハイレゾでも解像度は上がります!
左が通常撮影で、右が手持ちハイレゾとなっています。この状態だと区別はつきませんが、拡大すると解像度はだいぶ変わります。
この写真の中心部のみを切り出し、拡大したものがこちら。
こちらも左が通常撮影で、右側がハイレゾ撮影したものになります。
互いに1200×800で中心部を切り出したものなんですが、もともとの解像度が6000×4000対12000×8000なので、拡大率は変わってきます。見え方をハイレゾに合わせると、通常撮影したものはボケてしまい解像しているとは言いづらいかと…
こんなに拡大することはありませんが、三脚にしっかりと据え付けて撮影すれば、LUMIX S1Rなら中判カメラクラスの解像度になりそうです。美術品資料としての保存などに威力を発揮しそうだし、風景撮影をしているかたにも人気がでそうです。
iso25600はL版プリントなら十分実用的かも!
iso25600が実用域であれば、手持ちで星が撮影できるかな?などと思っていましたが、ひとまず夜空をバックに室蘭工場夜景を撮影してきました!
工場のバックに多少星が写り込んでるのがわかりますかねw
これが手持ちで撮影できるんふだから、最新フルサイズミラーレスは恐ろしいカメラですね。ほんとLumix S1を買ってよかったと思います。
jpg撮って出しではないですが、iso25600の参考作例です。ノイズはそれなりにノッてますが、一昔前のカメラとは比べ物にならないノイズ感が少ないです。
個人的な印象は、カラーノイズや輝度ノイズが極端に少なく、ディテールの破綻も少ないと感じます。
撮影設定
- 絞り f4.0
- SS 1/30秒
- iso25600
- 焦点距離 105mm
こちらが中心部のみ1200×800Pixelで抜いた画像で、100%表示するとさすがに粒状感が出てきますね。
次の写真は同じ場所でiso12800で撮影したものです。
ちょっと楽しくなってしまいクドイ現像をしてるのと、ノイズリダクションはそれなりにしています。なので現像込みの参考としてみてください。
撮影設定
- 絞り f4.0
- SS 1/10
- iso12800
- 焦点距離 105mm
こちらが1200×800で切り抜いた画像になります。特に注目してほしいのが、左側に見える白っぽい壁で、外壁のディテールが残っています。
さきほどのiso25600と比べたら、粒状感も少なくディテールも残っていますね。この感じで撮影できるなら、僕的にはiso12800は十分許容範囲で、iso6400までは常用できそうです。
とはいえ、工場夜景を手持ちで撮影できるのがすごいかも!
外部機器やアプリケーションとの適合性
Ronin Sに乗せてみる
問題なく乗るはずなんですが、S1と24-105で重量が1.6kgオーバーなので、上手にバランスが取れるかみてみます。
また、重量があるためカウンターウェイトが必要になってくるかも。
バランスは取れたけど、純正の24-105でもギリギリなようで、これ以上重たいレンズだとカウンターウェイトが必要になりそう。
この状態で、ロール軸はほぼ目一杯出していて、カメラマウント部もかなりギリギリの状態です。僕はAliExpressでカウンターウェイトを購入済ですが、amazonでも購入できるようになっているようです。
LightroomでLumix S1のrawファイルを現像できるか
ここが気になっている方が多いのではないでそうか。
CameraRawは、PhotoshopやLightroomの現像エンジンなので、CameraRawで認識してくれればうれしいんですよね。
2019年3月24日現在は、Photoshopではrawファイルの現像ができませんでした。また、パナソニック純正のソフトでも同様に、rawファイルを調整しようと思っても、開けずにソフト上から消えてしまいました。
もしかしたら僕が操作方法をわかっていない可能性もあるので、
2019年4月3日のアップデートで、Adobe Camera Rawで現像が可能になりました!
僕はPremiere Proなども使うので、コンプリートプランを格安で使っています。学生じゃないのに学割でw
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