せんじつ三陸特(第三陸上特殊無線技士)の資格を取るために、無線協会の養成課程という講座を受けてきましたが、いろいろ調べていくうちにドローンで使うには難しい問題が山積みなことがわかってきました。僕は三陸特免許を考えなしに取ってしまったけど、同じような状況にならないよう開局申請関連の情報をシェアしておきたいと思う。
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業務用の無線局を開局するのは難しい
無線局にも2種類あり、アマチュア無線局と業務用無線局とにわかれている。三陸特ではアマチュア無線局は申請できないので、必然的に業務用無線局の開局を目指しますが、申請までがハードル高すぎて絶望しましたw
三陸特でドローンを業務として飛ばすために必要なことは、業務用無線局の開局申請なんですが、開局申請に必要なのは次のようなこと
- 技適をとっているVTX(映像用送信機)
- JUTMの会員になる(会員にならないと申請できない)
上記2つが揃わないとドローンにつけたVTXから無線電波を送信するための無線局の申請はできません。わかりやすく掲載されているpdfを見つけたので、ここに紹介しておきます。
上記ページの内容を関東総合通信局の担当に確認したので、内容としては間違いないようです。
上記ショップで業務用として使えるVTXを購入できます。技適番号の有無にかんしては現在問い合わせ中。
申請自体は通常の申請と違い簡易申請となるため、開局申請じたいのハードルは低くなっている。
無線局開局申請までに必要な予算
無線局免許よりも気になったのは開局までにかかると想定されるお金の話ですね。アマチュア無線局とは比較にならないお金がかかります。
- 業務使用できるVTXの価格が税込み10万円ていど
- JUTMの賛助会員費が年間3万円(問い合わせてみました)
- 無線局免許の申請費として18,150円+電波利用料(1台のVTXで数百円?)
- VTXを使い飛行するために三陸特の免許(国家資格)が必要(5千円~2.3万円)
これだけの金額にプラスして、ドローン本体とFPVに必要なゴーグルやプロポの代金が必要になってくる。ざっと見積もってみても業務としてドローンからの映像を、地上に送信するだけで20万円以上はかかる計算になってくる。
業務用のVTXでも一般に売られているゴーグルで受信できる
ついでに気になったので業務用として開局申請できるVTXについて少し調べてみました。見たところFatSharkなどのゴーグルで使用できる電波は、5,745MHzのみですが使用できるようです。VTXの使い回しはできるので、ドローンを入れ替えたい場合には、別な機体で開局したVTXが使用できます。
まとめ
さんざん第三陸上特殊無線技士をオススメしておいて申し訳ない。三陸特の免許で使うための送信機の開局には手間もお金もかかるので、Youtube目当てでFPV飛行したいのなら第4級アマチュア無線の取得をオススメします。
三陸特で使うVTXの開局はハードルが高くお金もかかるから、アマチュア無線局での運用のほうが現実的です。
せっかく三陸特の免許を取りましたが、アマチュア無線の資格を取りたいと思っています。
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