いままで自作PCばかり使っていて、セルフビルドと完成品を買うのとでは、心情的にだいぶ違うとは感じている。とうせん面倒なことも多いし、組み上げたときに動かないなんてこともある。
しかし、その面倒さが楽しさに直結しているとも思うので、挑戦したことがないのなら、パソコンの魅力を半分くらい理解できてないかも。
自作PCとBTOパソコンでは、CDとレコードくらいの違いしかありませんが、アナログてきにPCを理解できる大人のプラモデルとも言えるでしょう。
パソコンのパーツを自分で選ぶのは不安しかない
自作PCで最初のハードルは、パソコンで使われているパーツをすべて自分で選ぶところ。
PCパーツのことをググると、『パーツの相性』や『互換性』、『初期不良』など不安を煽る要素が沢山でてきますよね。この中で注意したいのは互換性のみで、僕の意見としてはPCパーツに相性というのは無く、初期不良にかんしてもPC専門ショップであれば交換対象だということ。
いちばん重要なのはパーツ同士の互換性で、ある程度は柔軟に作られています。ですが、CPUとマザーボードのように、世代間で互換性がなくなるものもある。
僕が重要視しているのは、パーツ同士の互換性かもしれない。
また、パーツを選ぶ際にPC全体の予算のことや、性能に影響をあたえるスペックなど、考えることは山盛りです。
自作PCのパーツ選びは不安になる要素がたくさんありますが、それでも組み上がった喜びや満足感がやめられない原因でもある。
組立時の失敗しやすいポイント
PCパーツを揃えたら、いよいよ組み上げていくことになる。
上記の中でも特に怖いのが、『CPUをマザーボードに取り付けるとき』でしょうか。
CPU関連
CPUにはマザーボードと通信するための数百(700以上)のピンがあり、ピン折れが起こると使い物にならなくなる。もちろん『ピンの曲がり』の状態であれば修理もできますが、『ピン折れ』になってしまうと数万円がおじゃんに。
ピンの曲がりはピンセットや心を抜いたシャーペンを利用し治せるので、曲がっただけであれば焦らずに対処しましょう。
めっちゃ怖いですがw
CPU周辺は危ないポイントも多く、CPUクーラーの向きやプッシュピンの折れなど、恐怖事件が起きやすい。CPUグリスの塗り方とかも不安要素ですねw
マザーボードの配線
マザーボードの配線も初見では難解で、説明書も基本は英語のものしかなく、輸入商社が日本語マニュアルを作成しているものを探すしかない。最近ではメーカーも日本語マニュアルを用意していることがあるので、マザーボードを選ぶときにメーカーサイトも確認するといいでしょう。
GIGABYTEやASUSなどは日本語マニュアルが準備されていることも多く、比較的人気なマザーボードメーカーとなっている。
組み立てに関してはマニュアルの絵でも理解出るし、経験者であればさほど難しいところもないでしょう。何ごとも経験していることは強みで、挿しいたときの感触など言葉で表現しづらいことが大事だったりする。
マザーボードはPCパーツのハブなので、電源やメモリ、CPU、GPUなど取り付けするものはたくさんあります。
特に電源周りとUSB配線が未経験者には難しいところですが、入るところにしか入らないようになっているので、無理をしなければ失敗は少ないでしょう。失敗ポイントはケース付属のUSBや電源ボタンの配線かもしれません。
ケースに配線するときは、マザボ付属の説明書とPCケースの説明書を見比べて、対応する配線を間違えないように注意しましょう。
GPUの取り付け
GPUの取り付け時には、マザーボードはケースに固定され、配線なども済ませたじょうたいになっている。(少なくとも僕の場合は)邪魔になるものが多いので、物理的に取り付け難易度が上がってしまうことになる。
特に邪魔だと感じるのはCPUクーラーで、サイドフロータイプだと最悪ですw
その邪魔になるパーツを「GPUの後につければいいじゃん?」と思うかもしれませんが、先につけないと後悔することになりますw
あとは、GPUがCPUよりも高価なパーツだというところにも注目してもらいたいかも。
なんせ、RTX 3080などのハイエンドクラスだと、約15万円とパソコンが買えてしまう金額だったりする。
自作PCはリスクと隣合わせなので、組み立ては自己責任でということですね1
それでも楽しい自作PCの沼
僕がなぜBTOパソコンを買わずに自作PCを作り続けているのか。
単純に『自分が作ったものが動いたときの感動』が1番でしょうか。ちょっと大げさですがw
自分で予算を決め、予算内でやりくりしながらパーツを決める。届いたパーツを開封しながら、順次組み立てていく。
やっぱり、自分で決めて実行していくというプロセスが楽しいのだと思います。
あとは、BTOだと『このパーツのグレードが気になる』となるところを、少し予算を足してこっちのパーツにできるな。(ニヤリ)なんてパターンも自作ならカンタンです。
『BTOでカスタマイズすればいいじゃん?』
という声が聞こえてきそうですが、表計算ソフトで予算をやりくりし、PCパーツの互換性を考えながら選ぶのは夢中になれます。
最近では少しめんどうに感じることもありますが、それでも『工程のめんどくささ』が楽しいのだとおもう。
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