一眼動画を撮りはじめてからというもの、やはりフォローフォーカスが欲しくなりますよね。
安い手動のフォローフォーカスも購入したんですが、タイミングよく電動の無線で動くフォローフォーカスが届いたので、自慢しがてら開封していきたいと思います。
Tilta Nucleus Nanoが気になっているかたも多そうですよね。
それではTILTA Nucleus Nanoの開封ハンズオンレビューをやっていきます!
TILTA Nucleus Nanoが届いたのでアンボックスしていきます!
買ったのはAliExpressからで、このコラムを書いているタイミングでもTILTA公式サイトではPre Orderとなっていますね。
注文したのが2018年12月24日で、入荷の連絡がきたのは2019年1月3日でした。
注文した時にはEMSで送料無料だったんですが、EMSで発送しようとしたら断られたようで、佐川系の国際発送で無料で送ってもらうことになりました。
出荷されたのが1月7日で、2日後の1月9日には関空の税関を通過し、12日に僕の住む北海道へと配送されてきました。
TILTA Nucleus Nanoを開封
届いた箱を開けるとNUCLEUS-Nと書かれた専用ボックスにが入っていました。
専用ケースを開けるとこんな感じ
本体の収納部を拡大してみました
ギアモーターとフォローフォーカスホイールがカッコいいですね!バッテリーは1本に見えますが、フォーカスホイールの中に1本入っていました。
ほかには15mmロッドを取り付けるベースプレートと、Nucleuホイールの取り付けプレート、14500充電電池の充電器、ギアモーター給電に使うUSBケーブルも2本入っています。ベースプレートの下にはZhiyun Craneシリーズに付けるためのアクセサリーも同梱されています。
パッケージに入っているものを一通り広げてみましたが、うれしい誤算が開発中となっていたRonin Sからの給電ケーブル(12Vでギアモーターに給電できる)が入っていたことです。
追加購入しなければいけないかな?と思っていただけに、Ronin S用の給電ケーブルは嬉しかったですね。
フォーカスホイールとフォーカスギアのサイズは、映像関係のかたならソニーNPFバッテリー(ゴールドマウント)のものなら参考になりますかね?w
セットに入っていたレンズギアリングはTILTA純正のもので、ギア比(ギアピッチ)は映像機器で一般的な0.8mmピッチのギアになっています。
ギアリングは頭を悩ませるところですが、TILTAのギアリングならかさばらないから好きなんですよね。
フォーカスギアモーターの電源を確認してみる
ギアモーター(正式にはNucleus-Nano Motor)の給電仕様は5〜18Vの入力に対応していて、フォーカスホイール(Nano Hand Wheel Controller)は5V給電と14500型電池のみとなっています。
ギアモーターのトルクは
- 5.5Vでのトルクは0.65N・m
- 14.8Vでのトルクは1N・m
僕が試したのはモバイルバッテリーとNPFバッテリー、Ronin Sからの電源入力ですね。
いずれの方法でも問題なく動くことを確認しています。
キットに入っているRonin Sから12Vの電源を取れるmicroUSBケーブルの確認です。
このケーブルをRonin Sのカメラマウント部の下にある12V電源に接続すれば、ギアモーターに12V給電ができそうです。
モバイルバッテリーでのテスト
こちらがモバイルバッテリーをつないでいる写真です。
5V電源でも問題なく動くことが確認できます。
NPFバッテリーでのテスト
ソニーNPFバッテリー(互換品)でも、問題なく動作していました。
追記:コメント頂いたので詳細を書いておきます。
この接続では7.2V給電になるのでモバイルバッテリーよりもモータートルクがアップします。接続にはNPFバッテリープレートと「DCジャックメス5.5x2.1mmをmicroUSBオスに変換するケーブル」(記憶が曖昧なので間違っているかも)が必要になります。
右がバッテリープレートにセットでついてくるカプラーで、左がDCカプラのメスになっています。
上記をamazonで購入したことになっているので、たぶんあっているかと…(汗)
僕が使っているのはSmallRigのものではなく、FidgetGearというメーカーみたいです。SmallRigの類似品ですねw(安くはない)
Ronin Sからの給電テスト
そして僕が1番気になっていたRonin Sからの直接給電でもい問題なく作動しています。
これが1番うれしく、スタビライザーに載せたままフォローフォーカスを無線でできるのは快適そのものでした!
いままでは固定フォーカスで撮影していたので、これからは手動フォーカスでいつでも撮影可能です。
フォーカスホイールの確認
写真はRonin Sに取り付けてみた状態ですね。
フォーカスホイールの質感もとてもよく、回した感じは適度な抵抗がありつつもなめらかに動くし、持ちて部分の触った感触もとても良かったです。
肝心の回し心地ですが、適度な抵抗感があり、僕が所有しているレンズの中ではキヤノンのEF70-200mm F2.8L IS II USMのフォーカスリングを回した感触が近いと思いました。
バッテリーはフォーカスホイール下部に蓋があり、そこから14500バッテリー(3.7V 単3タイプのリチウム電池)を1本使用します。
楽天市場やamazonでも売られているタイプのバッテリーなので、万が一無くしたりダメにしても購入できますよ!
電池の向きはプラス側がホイールの外側を向くようにして入れます。また、電池を入れない状態でモバイルバッテリーからmicroUSBで接続しても使うことができる。
フォーカスホイールのボタン類が見えます。
このボタンを使って操作しますが、説明書が中国語なので解読するのに少し手間取ったのはないしょですよw
いちおう一通り操作は覚えましたが、まだ少しわからない部分があるので、引き続きいじりたおしてみたいと思ってます。
フォーカスホイールを取り付け側からみた写真です。
クイックリリースには特に接点は見当たらないし、ここも謎の部分ですね。いずれ使用できる何かが発売されるのでしょうか。
もしかしたら、TILTA Gravity G2の後継機などで使用できるようになるのかもしれません。
使用する時には矢印ボタンを使い、ギアモーターとフォーカスホイールのチャンネルを合わせるだけです。
チャンネルは複数あるので、近くにNucleus Nを使っている人がいる場合は、混線を避けるためチャンネルを変更するようにしましょう。
次の記事で説明書を解読して、なんとか使えるようになりました。
Tilta Nucleus-Nano開封のまとめ
電動で無線のフォローフォカスの購入を検討したときに、最初はRonin S専用のものを買おうかと思っていましたが、スタビライザー意外でも使いたかったんですよね。
いろいろ探しているうちにTilta Nucleus-Nanoの開発の噂を知り、AliExpressで注文できるようになり、すぐに注文してみたんですよ。はっきり言って少しリスクもありましたが、買って大正解でした!
他の無線フォーカスは価格も10万近くするので、Nucleus-Nanoの3万円を切ってくる価格はとても魅力的です。
Ronin S専用の「Ronin-S Focusモーター」は、Ronin Sでしか使えないので、Tilta Nucleus-Nanoのような汎用品を購入したほうが無難です。
2台目の電動フォローフォカスを買うなら、Ronin-S Focusモーターもいいと思うんですけどね。比較ように購入してもいいんですが、いかんせん価格が微妙に高いので、正直迷っています。
もし「比較して欲しい!」という方がいたら、コメントからお知らせください。検討してみます!
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