4K動画編集に必要なメモリはの基礎知識!何ギガなのか?メモリのスピードは?

 

動画編集用のパソコンのことを調べると、CPUとメモリ、ハードディスク(SSD含む)が大事!なんて書いてありますが、僕は釈然としませんでした。

メモリの種類は複雑で、知りたいことが書いてないんですよね。

ぶっちゃけると、どういった用途で動画編集をしたくて、どこまで編集するのかで必要なメモリの搭載量は変わってきます。

 

そこで今回は、メモリの種類や規格、必要なメモリの搭載量なども詳しく解説していきます。

僕の経験もふまえて、フルHD動画(1080p)や4K動画、複雑なエフェクト盛り盛りでグレーディングしまくりな動画などで、どの程度メモリを積めば快適なのか。

わりと込み入った話までしていきたいと思います。

 

メモリの基礎知識

 

まずは動画編集に絞らずに「メモリとは」といったところから解説していきます。

基礎知識的な部分になるので、普段からパソコンを自作しているような、「おつくりびと」な方たちは読み飛ばしてだいじょうぶです。

 

ちなみに、メモリーではなく「メモリ」ですからね!

 

メモリはRAMとROMのどちらを指すのか

 

パソコンのスペックを見ていると、メモリとして「RAM(ラム)」や「ROM(ロム)」とありますが、スペックを語るときは「RAM」を指します。

RAMにも種類があり、パソコンのメモリに用いられているものは、「DDR SDRAM」と呼ばれる種類のRAM

 

RAM(Random Access Memory)とは、パソコンが動く時にデータを読み込んだり書き込んだりしているメモリです。身近なものに例えると、勉強机のようなイメージでいいと思います。

「教科書を開いて、ノートを広げて勉強する」

この作業スペースがメモリと呼ばれるものです。特徴としては、電源を切ると記録したデータは消えてしまいます。ですが、ROMと違い読み込みと書き込みの両方に使えるので、データの一時保存場所としては最適なんです。

 

いっぽう「ROM(Read Only Memory」の方はと言うと、筆箱や本棚といったところでしょうか。Read Onlyなので、一般的には読み込み専用ですが、パソコンでは(BIOSなどの)設定データの保存に使うために、書き込みもできるROM(フラッシュメモリ)が採用されています。

 

ノートPCとデスクトップPCでメモリ規格も変わる

 

パソコンで使われているメモリは、デスクトップで使われている「DIMM」と、ノートパソコンで使われている「S.O.DIMM」にわかれます。

「S.O.DIMM」や「SO-DIMM」と書かれているものは、どちらも同じメモリです。

以前は「S.O.DIMM」よりも「DIMM」のほうが処理速度が早いと言われていましたが、技術の進歩により現在は速度差がほとんどありません。

 

また、デスクトップPCに「S.O.DIMM」を取り付けるためのアダプターもあるし、Mac miniのようなミニパソコンも「S.O.DIMM」を使っている。

速度や電圧が同等なので、どちらが優れているというわけではなく、スペースに余裕が無ければ「S.O.DIMM」で代用されていたりもします。

 

メモリの規格と容量

 

メモリには世代ごとに規格があり、その規格が違うと互換性はなくなります。

現在主流のものは「DDR4」と呼ばれる規格で、動作速度(クロック・周波数)と容量によって細かく別れています。

DDR4-〇〇〇〇がメモリチップ規格で、PC4-〇〇〇〇と書かれた部分がメモリモジュール規格、8GBや16GBと書かれている部分が容量です。メモリチップとメモリモジュールは対になっていて、どちらか一方が書かれていれば、もう一方は決まってきます。

チップ規格 モジュール
規格
メモリクロック
(MHz)
バスクロック
(MHz)
転送速度
(GB/秒)
DDR4-1600 PC4-12800 100 800 12.8
DDR4-1866 PC4-14900 116 933 14.9
DDR4-2133 PC4-17000 133 1066 17.0
DDR4-2400 PC4-19200 150 1200 19.2
DDR4-2666 PC4-21333 166 1333 21.3
DDR4-3200 PC4-25600 200 1600 25.6
DDR4-4266 PC4-34100 266 2133 34.1

DDR4-SDRAMの規格はこの表以外にも販売されていますが、OC(オーバークロック)したものは省いています。

使われているマザーボードによって、使用できるメモリ規格も変わってくるので、追加で購入する場合には、規格違いを購入しないよう注意が必要。

 

マザーボードを見れば対応メモリがわかる

 

後からメモリを増設しようと思って一番困るのが、メモリ規格をあわせることではないでしょうか。

僕は毎回忘れてしまうので、調べるのに苦労してますが、「CPU-Z」というフリーソフトで確認しています。

規格や動作周波数によっては、取り付け出来ない場合があるので、現在使っているメモリの規格に合わせて増設するのが一番。

CPU-Zについてはコチラのサイトで詳しく解説されています。
CPU-Zのインストールと使い方

CPU-Zで現在使われているメモリを調べたり、マザーボードの品名から搭載できるメモリを調べることもできます。

 

僕が使っているデスクトップPCのマザーボードは、ASUSの「PRIME Z370-A」なので、ASUSホームページから調べることが出来ます。

  • メモリスロット×4
  • Maxメモリ 64GB
  • DDR4

現在使っているのが「DDR4-2666」なので、同じ規格のメモリを増設してあげれば問題ありません。

まぁ、BTOパソコンなら最初から増設しておけば問題ありませんが、後から増設する場合に参考にしてください。

 

動画編集に必要なメモリの選び方

 

動画編集にメモリの容量はたくさん必要ですが、やりたい動画編集の種類によっては、それほど多くのメモリは必要ないケースもあります。

メモリの搭載量が少ないと何が起こるのか?

メモリの量によって変わるのは、編集中のプレビュー再生のコマ落ちが発生しなくなります。特にAdobeのPremiere Proでは、メモリーの搭載量こそが快適な編集作業には重要になってきます。

 

知人のパソコンと僕のパソコンで試したところ、メモリの速度(動作クロック)よりも圧倒的にメモリの搭載量で快適度が違いました。もちろん積めるだけ積んだほうがいいのは言うまでもありませんね。

 

フルHD動画(Youtuber向け)

フルHD程度であれば、16GB積んであれば特に問題になるようなコマ落ちの発生は見られませんでした。

グレーディングや複雑なエフェクトを多用しない限りは、メモリの搭載量は16GBで大丈夫です。

4K動画(カット編集程度)

4K動画を編集したい場合には、最低32GB以上のメモリが必要。

16GBでも試してみましたが、メモリ使用量をモニタリングしてみると、明らかに16GB以上を使おうとします。4K動画のカットや簡単なエフェクト程度であれば、ほぼ無視していいようなコマ落ち程度なので、イライラするようなことも少ないでしょう。

カメラの関係で4K30pまでの編集しかしない場合であれば、メモリは32GBあれば十分でしょうね。

エフェクトなどを多用した動画(映像クリエイターを目指す方)

4:2:2の4K60p10bitなどの重たい素材を編集するなら、32GBでもメモリは足らなくなってきます。

Log撮影をしてカラーグレーディングまで行い、さらに複雑なエフェクト(ズームやスライドエフェクト)を多用しようと思ったら、32GB以上は間違いなく必要になってきます。

仮想通貨が下火になってから、メモリの価格も落ち着いてきたので、かっこいい動画を作りたいかたはメモリを64GB搭載しておきましょう。

動画編集を楽にするおすすめのデスクトップパソコン

 

動画編集を快適にするには、やはりパソコンの性能が高いにこしたことはありません。

かっこいい動画を編集できるようなソフトを動かすには、パソコン自体のバランスが大切で、CPUやビデオカード、メモリを適切なバランスでカスタマイズしましょう。

DIYで自作パソコンしないなら、マウスコンピューターのDAIVシリーズをカスタマイズして使うのがおすすめ!

  • OS:Win 10 Home 64ビット
  • CPU:Core i7 9700K
  • GPU:GeForce RTX™ 2070
  • メモリ:16GB(8GB×2)

ちょっとスペックを書き出してみました。

パソコン自体はAdobe推奨スペックとなっていますが、快適に映像を編集したい場合に、僕なら次のようにカスタマイズします。

  • OSをWin 10 Pro 64ビット
  • Core i9 9900K
  • メモリを32GB(16GB×2 ( PC4-21300 / DDR4-2666 ) / デュアルチャネル)

こんな構成にすれば4K30pまではワードやエクセルを動かすように編集できますよ!もし4K60pの動画編集にチャレンジしたいなら、メモリは64GBいっちゃいたいですね。

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