Telloを1ヶ月使ったので画質や操作感の本格レビュー!

レビュー

Telloは12,800円とは思えないほどの安定した飛行と、80gしかないのに耐風性能もずば抜けています。しかも撮れる画質はトイドローントップではないでしょうか。いままで僕が購入していきたトイドローンのなかでは一番操作しやすいかもしれません。

気になるTelloの画質中心のレビューですが、参考になればさいわいです。

BTOパソコン・パソコン関連商品がお買い得!パソコン工房のセール

TelloのビジョンポジショニングはまるでGPSが付いてるみたい

まだ動画の編集をしていないのですが、撮影中に5mくらい風で流されても勝手に戻ってきてくれるのにまず驚きましたw1万円台前半で買えるドローンとは思えない性能です。

iPhoneから手をはなした状態で風に流されてしまっても、ビジョンポジショニングセンサーのおかげで元のポジションまで自動的に帰ってきます。GPSがついていないのにですよ?DJIのビジョンセンサーとジャイロ、InterのCPUの協業で実現している安定感なんだと思います。

ビジョンセンサーは地面(床)の模様を記録しながら飛行しているので、センサーカメラが模様を認識できれば少しくらい風が吹いてもその場でホバリングを続けられるほどの性能があります。暗い場所や地面の模様が一定の場合などはビジョンセンサーによる安定飛行はできなくなるので注意が必要です。

動画を編集したらこのページからYoutubeへ行けるようにしておきますね。

ビジョンセンサーの凄さはこの動画を見てください

暗くなってくるとビジョンセンサーが効かない

Mavicなどでもそうなんですが、日没近くなりあたりが暗くなってくるとビジョンセンサーが効かなくなり、とたんに風に弱くなり流されはじめます。

夕方にテストした時には暗くなってきてから強制着陸しようとしたり、あらぬ方向へ流されたりコントロールを完全に失っていましたね。それでも低価格帯のトイドローンのなかでは圧倒的にコントローラブルでしたけどね。

あたりが暗くなってきたら撤収するか、遠くまで飛ばさないようにしましょう。

室内でも明るくしておかないと安定飛行できない

ネットCMなんかだと外国人の子供が室内で白熱している映像が流れていますが、日本の住宅のように日中でも暗い室内だとビジョンセンサーが動かなくなりとたんにフラフラしだします。

もし室内で練習飛行をするなら電気の明るさを最大にし、センサーカメラが床の模様を判別しやすいようにすればGPS機なみの安定したホバリングができるようになります。

実際に飛ばした感想としてやはり室内だと狭いので、壁にぶつかったりしますがプロペラガードさえつけていれば壊れる心配までは不要ですが、回転しているプロペラはひじょうに危険なので、子供と遊ぶときなどはゴーグルをさせるなどして保護をしましょう。

風には強いが無風から風速1m程度が理想的

80gの重量でありえないほどの台風性能はありますが、空撮動画を安定させたいなら風速1mくらいが限界でしょう。テストした範囲では3m~ていどの風が吹くと機体が大きく流されてしまい、風がおさまるまでは風圧で帰ってこれません。

しかし、Telloのすごいところは風で10mくらい流されてしまっても、ビジョンセンサーが動いていれば流される前にいた場所まで自動的に帰ってきてくれるところにあります。自動帰還にも落とし穴があって、流された後にあわてて操作してしまうと自動的には帰ってきてくれなくなってしまいます。

とはいえ13,000円で買えるドローンでここまで安定化機能がすぐれたドローンは他に知らないので、ドロンに興味はあるけどどれを変えば良いのかわからない場合には、まっさきにおすすめしたいドローンであることはかわりません。

風速3mあたりから流されはじめる

ビジョンセンサーのテストをした日は風速0m~5mでした。ときおり強い風が吹くので流されはじめたなと思ったら、強めの風が後から感じられるような日でした。

3m程度では少し流されますが風に向かって飛行させれば、逆らっての飛行も可能です。それが5mともなると流され始めてからスマホで逆らうように操作しても、風がおさまってくるまではその場で耐えるのが精一杯でしたね。

手ぶれ補正のおかげで同価格帯では静止画画質もトップクラス

Telloのカメラ性能は静止画で500万画素あります。500万画素あればL判プリントも問題ないし、A4印刷にだって対応できるレベルなんです。画質は今どきのスマホには負けますが5万円以下のドローンのなかではトップクラスだと思います。

秘密はTelloのカメラには手ブレ補正機能がついていて、安定して飛行できる上に風が少なければ撮った写真も安定しています。

Telloカメラ画質を徹底比較!ダウンロードして比較もできる!
Telloの操作性も優秀ですが、気になるのが画質の方です。いくら安定飛行できても撮影した動画や写真がブレブレではどうしようもありません。このページではTelloの画質を撮影したままのレタッチ無しで設定別に比較できるようにしてあります。...

日中なら問題ないレベル

一眼レフでもそうなんですが日中の強い良質な光がある状況のほうが画質は格段に良くなります。参考写真の左が俗にいう撮って出しというやつで、右の写真がPhotoshopで少し調整した写真です。

こう見ると意外とシャープで日中ならギリギリ使えそうな写真ですよね?

画質はスマホにも負けますが普段見慣れない視点からも撮影できるのがドローンの強みだと思っています。

夕方ならギリギリで夜間はキビシイ

この写真は日没直前に撮影したもので、この程度の暗さでも飛行中だとブレてしまったので手でTelloとグワッとつかみ撮影してみましたwノイズも出てきてるしディテールも崩れてしまっているので、これ以上暗くなると撮影自体がキビシイと思われます。

Telloの静止画にはHighクオリティーモードもあるようなので、試したら追記しておきます。

動画の画質はトイドローンの中ではずば抜けている

ずば抜けているといっても画質が良いわけではないんです。Telloは高度センサー(気圧センサー?)とビジョンセンサーを使ってとても安定した飛行ができるおもちゃのドローンです。カメラには電子手ぶれ補正(カメラの映像をiPhoneの手ぶれ補正のように補正している)のおかげで揺れない滑らかな動画を撮影できます。

動画を撮影するときは飛行モードSlowを推奨

Telloの飛行モードにはHighモードとSlowモードとがあります。Highモードに切り替えると電子手ぶれ補正が動かなくなり、とたんに画面が揺れ始めるのでなめらかな映像とはかけ離れた動画になってしまいます。

しかし、旋回中の躍動感のある動画を撮影したいのであれば話は別で、Highモードにすることで旋回しているときなどに映像が斜めになったりして躍動感がでます。

日中ならトイドローンとは思えない画質

さきほども書いたように決して画質がいいわけではなく、トイドローンの映像を見たことがある方ならわかるでしょうが、信じられないくらい滑らかに動くんです。これはビジョンセンサーの安定飛行と、電子手ぶれ補正の為せる技でRyze Tech社の技術力の高さがうかがえます。

こればかりは実際の映像を見ないと信じられないでしょうから、近い内にYoutubeへアップできるようにしたいと思っています。

夕方で厳しくなり夜間は絶望的

写真と同じ傾向ですね。暗くなってくるとビジョンセンサーもイマイチ動かないし、安定した飛行ができなくなってくるので、おのずと動画の品質も落ちてきます。

暗くなってくるとiso感度が上がって、なんだかモヤっとした動画になり映像にノイズものってくるのが致命的です。

 外出中の充電はUSBモバイルバッテリー充電がおすすめ

TelloはUSBアダプター経由で充電するのでひょっとして?と思ってつないでみたら充電するではないですか!それもそのはず、USBアダプターとモバイルバッテリーの出力は同じ5Vなので、充電できるのはあたり前なんですね。

充電がない状態からモバイルバッテリーにつないでおいたら、しっかりと規定時間で満充電になっていました。車での移動ならシガーソケットから充電すればいいですが、電車移動やあるきの場合だったらバッグに入れた状態のままモバイルバッテリーにつないでおけば、移動時間や遊んでいるあいだに充電できると思います。

さいごに

おそらくTelloは今後のトイドローンの基準になるのではないでしょうか。税込12,800円という価格でこの性能は信じられませんでした。いままで何種類かのトイドローンを飛ばしましたが、ここまで安定して飛ばせるのはTelloだけですね。

ドローンに興味があるけど、どのドローンを買っていいのか迷っているなら、まっさきにTelloを買うことをおすすめします。同じような価格帯ではコレ以上のドローンは他にはありませんからね。

社外品含めバッテリーも購入できるようになっていますね。

バッテリーを複数持つなら充電ハブもあったほうがいいです

Telloの収納ケースはモバイルバッテリーやBluetoothコントローラーが入る大きめのものがおすすめ

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で

コメント

タイトルとURLをコピーしました