Mavic 2 Proは1インチセンサー搭載でHasselblad製のカメラを採用しているので、画質がどの程度向上したかのテストをかねて撮影してみました。
Hasselbladのチューニングがいいのか、実際にはf4.0まで絞ればそれ以上は画質に大きく影響はしないようです。また、f11.0まで絞っても回析現象に影響されずらいのも魅力だと思います。
画像は大きめに掲載しているので、このページはかなり重たいのでwifi環境で見ることを推奨します。
Mavic 2 Proの絞り値ごとの画質比較
開放絞り以外は解像度もよくf4.0から実用範囲だと思います。比較用に掲載している写真はレタッチしていない撮って出しのjpg画像なので、参考になると思います。
比較画像はすべてf2.8との比較となっています。個人の比較用であれば適宜ダウンロードしてもらっても問題ありません。
左側がf2.8で右側がf4.0の比較写真です
左側がf2.8で右側がf5.6の比較写真です
左側がf2.8で右側がf8.0の比較写真です
左側がf2.8で右側がf11.0の比較写真です
比較写真を並べて比較
並べて比較しても分かりづらいかもしれませんが、1段絞ったf4.0からf8.0までは十分実用範囲に見えます。そこからさらに絞ったf11.0では回析現象の影響で解像度は落ちてしまいます。
解像度のピークはf4.0かな?と思いますが、等倍表示しないとわからないレベルなので、f2.8以外は実用的な絞り値と言えるでしょう。できればf8.0までで使用し、緊急避難としてf11.0を使用する感じになると思います。
Mavic2 ProのDNGから現像してみる
Photoshopでざっくりと現像し、そのままレタッチまでしています。
同じ場所で構図は違いますが、Mavic Airでも以前撮影しているので、解像感などの比較を掲載しておきます。
Hasselbladのチューニングのおかげだと思いますが、左のMavic2 Proで撮影したもののほうが自然に見えますね。右のMavic Airの写真は不自然というか、わざとらしい画作りに感じます。
Mavic2 Proで撮れる写真は自然な発色でとても好感がもてますね。
さいごに
絞りの変更でシャッター速度へも影響をあたえるので、f8.0まで実用的であれば日中の空撮動画を撮影しやすいとも言えます。
Mavic ProやMavic Airで日中にND16を使用していたような場面で、f8.0まで絞ってあげればND4でもシャッタースピードを適正範囲で撮影できるんです。
絞りを変更できるのは撮影の幅が広がるし、解像度や色乗りにも影響を与えます。
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