ドローンって高いですよね。
とりあえずDJIの最新機種を買っておけば間違いはないですが、今買ってはいけないNo.1は中古のPhantom4(初期モデル)ではないでしょうか。(2017年9月現在)
なぜPhantom4を中古で買ってはいけないかをつらつらと書いていきたいと思います。
なぜPhantom4を買ってはいけないのか?
Phantom4の落札価格は2017年9月現在で、10万円程度となっていて、この価格で買ってから保険にも入らないといけません。DJI保険の最低額の保証のもので、年額1万2千円なので乗り出し価格は11万2千円ですね。
この金額を頭に入れておいてください。
マイナーチェンジでカメラ性能が上がってる
Phantom4は2017年1月にProが発売され、4月にはAdvancedが発売されました。
マイナーチェンジで一番変わったのがカメラ性能なんですが、その変化は目をみはりものがあります。
カメラ性能比較
Phantom4 | Phantom4 PRO | |
画素数 | 1240万画素 | 2000万画素 |
センサーサイズ | 1/2.3インチ | 1インチ |
ISO感度 | 100~3200 | 100~6400 |
シャッターS | 1/8000 | 1/8000 |
絞り | f2.8固定 | f2.8~f11 |
動画 | 4K30fps | 4K60fps |
カメラクラスタじゃないと気にならないかもしれませんが、もう一度考えていただきたいのがPhantomはハイアマクラスの空撮ドローンなんです。
どうしてもガマンならないのが絞り調整の有無
映像というのは絞ればシャープになるし、絞りを調整してシャッタースピードの変更もカンタンなんです。
日中にISO100でf8.0くらいまで絞ってシャッタースピードが1/100くらいになるんですが、動画を撮影するならこれ以上シャッタースピードが上がってしまうと不自然なカクカクした動画になってしまいます。贅沢を言うと1/60くらいで撮影したいところなんです。
しかしPhantom4(しつこいですが初期型のはなし)はf値固定なので、NDフィルターで調整するしかありません。
このカメラ性能の違いって、撮影のハードルがグッと上がってしまうし、同じようなカメラ性能のMAVICでもいいんじゃないかと思えるほどです。
DJI ドローン Phantom 4 PRO V2.0 P4P2
新品のMAVIC PROと値段が変わらない
Phantom4とMAVICのカメラ性能は変わらないので、コンパクトに折りたためるMAVICに分があると思います。
Phantom4をヤフオクで落札して保険に入ったら大体11万5千円くらいになりますが、MAVICの新品が約13万円(初年度の保険付き)なので、ぼく個人の感想としてはPhantom4を中古で購入するくらいなら、カメラ性能が変わらなくて機動力の高いMAVICを買います!
僕はMavic 2を購入しました!
Phantom4とPhantom 4 Advancedの違い
Phantom4とAdvancedの性能は同じですが、先程も書いたPROのカメラと同じものがAdvancedについているから、カメラ性能は雲泥の差です。
Phantom4とPRO/Advancedのカメラは互換性がありませんし、Phantomクラスのドローンでは社外カメラを搭載できませんから、きれいな映像を求めてPhantom4を購入するなら残念な結果に終わります。
カメラ性能は別物だと思っておいたほうが良いです。
中古のPhantom4は買いなのか?
中古を買うくらいならMAVICの新品を買いましょう。カメラ性能は同じですから。
しかし、少しでも良い画質での映像表現をしたければ、PROもしくはAdvanced以外の選択肢はありません。
コンパクトで何処へでも連れて行けるポータブルドローンのMAVICか、コンシューマー機の中でも最高画質のPRO/Advancedにするかは、その機能で選択しましょう。
いずれにせよ、今Phantom4を購入するのは得策ではありません。
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