このページでは、「動画用パソコン初心者でもわかりやすい編集用PCの選び方」を解説しています。動画編集用PCを購入しようと思うけど、どのパソコンを買えばいいかわからない方むけのコンテンツになっている。
はじめての1台を買うのは勇気がいるけど、難しく考えずに予算有りきで選択していくのもあり。
BTOパソコンショップはたくさんあるから、悩んだり迷ったりするのはとうぜん。各ショップで販売しているパソコンの種類を考えると、数百を超えるモデルがある。その中から選ぶのではなく、自分が求めている条件でロジカルに考えれば意外とむつかしくないんですよ!
動画編集用パソコンをロジカルに選ぶコツ
編集するうえで選ぶパソコンはどれを買えばいいのかは、コレって答えをだしづらいんですよね。なぜかというと、どのパソコンを買えばいいのかは人それぞれで、解像度や編集内容、使うソフトによっても最適なパソコンは変わってくる。
それでも動画編集用のパソコンを選ぶためのコツってものがあるから、そのロジックにそって考えていけば、どんなスペックのパソコンを買うべきか見えてくると思いますよ!
- まず予算を決める
- 編集する映像の解像度を考える
- 使用するソフトで考える
- パーツ単位で選ぶ
- 最終的には詳しい人に聞いてみる
それではひとつずつ解説していきますね。
予算決め
一番最初に決めておくのは予算です。動画編集用と考えたばあいは、会社で使うパソコンよりどうしても価格が高めになってくる。どのくらいの予算を確保すればいいのかというと、15万円~30万円くらいは想定しておきたい。
4K動画の編集ならこの程度でもなんとかなるけど、最近でてきたカメラだと6Kで撮影できるものも登場してきてるから、快適に作業したいなら青天井だと思っておいてください。
編集したい動画解像度から考える
予算を決めたら自身が編集したい映像の解像度を考えましょう。「4K映像じゃないと…」なんて思いがちですが、FullHDでも十分キレイだしパソコンのスペックがそれほど高くなくてもストレスを感じることが少ないでしょう。解像度が2倍になれば確保しないといけない予算も倍になるから、6K動画編集のことなんて考えたくないですねw
ぼく個人の見解ですが、おそらく一般人が編集する動画解像度は4Kが限界で、2Kが標準なのかな?と思っています。4Kになるとパソコンスペックだけじゃなく、モニタにもお金をかけたくなるから、6K編集はなおさら現実的ではないってことですね。
動画編集に使うソフトから考える
動画編集ソフトはいろいろありますが、ここでいったん整理してリスト化しておきます。編集に使うソフトによってスペックは多少変わってきますが、基本は同じで使うグラボの性能を引き出せるCPUを選び、メモリを潤沢に搭載するのがストレスに感じない編集PCを選ぶ最大のコツです。
高いCPUを選び低スペックなグラボを搭載しても、動画編集は早くはなりません。
プロ志向
- Adobe Premiere Pro
- Blackmagic Design DaVinci Resolve
- Final Cut Pro(Macのみ)
- EDIUS Pro
- AVID Media Composer
無料で使えるソフト
- Adobe Premiere Rush
- Blackmagic Design DaVinci Resolve
- AVID Media Composer First
番外編(無料で使える)
- AviUtl(個人開発)
- ゆっくりMovieMaker(個人開発)
ここではプロも使っているソフトについて書いていきますが、基本的には同じでHD編集なのか4K編集なのかで求められるスペックは変わってきます。
編集する上で大事なのは、メモリとCPU、グラボのバランスで、どれかがずば抜けたスペックを持っていても早くなるわけではありません。
エンコードの速度(書き出しスピード)を求めるなら、コア数の多いAMD Ryzenが有利といわれています。
自作パソコンを作った経験があればパーツ単位で選択するのもアリ
BTOパソコンは様々な市販パーツを組み合わせて作られている。自分でパーツ単位で選ぶ楽しさもあるから、BTOだけじゃなくフルカスタマイズパソコンや、組み立てるのが面倒ならパソコン組立サービスなんてものもあるんです。
BTOパソコンは使えるパーツが決まっているため、自分好みのパソコンを選びたいこだわり屋さんには、組立サービスかフルカスタマイズPCをおすすめしています。
何回でも書きますが、僕が自作PC派なのはケースの自由度がハッキリと言って無いに等しいから。やはり高スペックなケースは内部にホコリが入りづらいし、取り外しできるフィルターがついてることも。Cooler Master COSMOS 1000も静音ケースだから静かだし、数年使ってますが以前使っていた安物のケースと比べると、圧倒的に内部にホコリが侵入しづらい。
こういったこだわりを持ちだすと、BTOだと満足できなくなってくるんですよね。お気に入りのケースを持っているなら、BTOパソコンの具だけ移植するのもいいですよね。自作するよりは安くすむんじゃないかな?
それでもBTOや自作PCが怖いなら詳しい人に教えてもらう
なにごともはじめては怖いものです。僕もはじめてパソコンを自作した時には、組み上がってから動かなくて焦ったものですw結局は配線ミスをしてただけなんですが、十数万円かけたパソコンのパーツがダメになるかと思っちゃいましたw
ネットの情報だけでもなんとかなるけど、画面の中で見るのと実際にやるのとではだいぶ違います。特に自作PCを作るときはほんとに動くのか電源を入れ画面がつくまでは不安でしかたがない。
参考:自作パソコンの組立て方
参考:【必見】自作パソコンの組み立て方
両方ともPCパーツショップの解説なので、よほど不器用じゃなければ自作パソコンを組み立てることができるでしょうね。僕がはじめて作ったときよりも情報が多くて羨ましいですwBTOパソコンを選ぶときもいっしょで、欲しいスペックのCPUとグラボを選んで、メモリを増設するカスタマイズするくらいで買えちゃいます。
いまのBTOパソコンは自作パソコンよりも安くできたりするから、よほど使いたいケースやこだわりのパーツが無い限りはBTOがいいでしょうね。
動画編集を楽にするおすすめのデスクトップパソコン
おすすめなパソコンはデスクトップですが、BTOショップはノートPCも販売しているから、どうしても持ち運びしたいならノートを選ぶのもあり。しかし、デスクトップで30万円前後のPCと同等のものを探すなら、ノートPCだと50万円くらいは覚悟したいところ。
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