カラーグレーディングを取り入れた動画編集アプリの中でもっとも有名なソフトがDaVinci Resolveです。ハリウッドなどのシネマ編集をするプロの中でも「カラリスト」と呼ばれるカラーグレーディングの専門家も使っているソフトウェアとなっている。
DaVinci Resolveは高機能なノンリニア編集アプリで、プロから子供のイベント動画を編集するお父さんまで使っているアプリでもあります。
そこで気になるのがパソコンの推奨スペックなんですが、メーカーのBlackmagic Design(以下BD)からは公表されていません。マウスコンピュータなどのBTOめーかーからDaVinci Resolve推奨スペックのパソコンなども販売されているので、そういったパソコンスペックを目標にして探すしかありません。
DaVinci Resolveの細かい推奨スペックなんてものは無い!というのが正解なんです。
Blackmagic Designが公表している推奨スペック
冒頭で「推奨スペックなんて無い!」と書きましたが、大雑把なスペックというものは存在しています。
対応OS | Windows,Mac OS,Linux |
CPU |
|
システムメモリ | 16GB以上,32GBでスムーズなVFX対応 |
GPU |
|
CPUはintel一択と言いたいが…
4K編集の推奨CPUが16コアとなっていますが、16コアというとワークステーション用のXeonとなってしまいます。DaVinci Resolveに限らず動画編集にはCPUのクロック数よりも、CPUのコア数(スレッド数も)が重要なので、予算が許す限りいいものを導入しましょう。実際にはCore i9 10900KFであれば十分快適に作業できます。
intelのCPUを動画編集で使う場合には、CPU内臓のグラフィックを搭載していな『F』付きのモデルがおすすめです。F無しにくらべ価格が安いですからね。
最近ではAMDのRyzenの進化が目覚ましいですが、DaVinci Resolveに関してはintelのCPUとの相性が良いようです。
しかし、ソフトウェアもAMDに最適化してきているため、2021年からはメニーコアなRyzenも視野に入れて動画編集用PCを探しましょう。おすすめはintelと同じように、上位で最新のRyzen 9 5900Xなどがコスパ的にもいいでしょう。
これからGPUを選ぶならRTXシリーズが良い
DaVinci Resolveが動くパソコンでどのパーツが重要なのか。簡潔に言うとGPU>CPU>RAM(システムメモリ)なんです。OSについてMacかWindowsかの論争もあるが、MacにくらべWindowsマシンのほうがコスパはかなり良いとだけ言っておきます。
加えてBlackmagic DesignではGPUがAMDかNVIDIA GTX 1060以下ではDaVinci Resolveでの4K編集は向かないと名言している。
GTXのフラッグシップモデルGTX 1080 tiを買うくらいなら、RTX 3070のほうがDaVinci Resolveとの親和性が高い。4K60pでの編集をメインに考えているなら、さきほど紹介したマウスコンピュータのDaVinci Resolve推奨スペックのパソコンでも十分快適に作業できるスペックだということがわかりますね。
もしまだ悩んでるなら、おすすめの動画編集用パソコンの選び方も読んでみてください。
動画編集を楽にするおすすめのデスクトップパソコン
おすすめなパソコンはデスクトップですが、BTOショップはノートPCも販売しているから、どうしても持ち運びしたいならノートを選ぶのもあり。しかし、デスクトップで30万円前後のPCと同等のものを探すなら、ノートPCだと50万円くらいは覚悟したいところ。
マウスコンピュータのクリエイター向け「DAIV」シリーズ
DAIV Z9
- OSWindows 10 Home 64ビット
- CPU:インテル® Core™ i7-10700
- GPU:GeForce RTX™ 3070™
- メモリ:32GB
- 電源:800W 【80PLUS® TITANIUM】
パソコン工房のクリエイター向けモデル
- OS Windows 10 Home 64ビット
- インテル® Core™ i9-9900K
- グラフィックス GeForce® 2080 Ti
- メモリ32GB(16GB×2)
- 電源700W 【80PLUS® BRONZE】
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