動画編集をしていてイラッとする瞬間はどんなときですか?僕はエフェクトが多くなってきた時に、プレビューしようと思ってもコマ落ちして確認しづらいときですね。他に4K映像のエンコードが遅い時などもイラッとしちゃいますよねw
プレビューやエンコードでイラッとしないようにするには、PCスペックを上げるしかありません。
このページでは現在編集に使っているパソコンのどこをスペックアップすればイライラが改善するか、イラッとするポイントがどこのパーツで対処できるかを解説しています。
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動画編集時にイラッとしたとき見直すべきPCパーツ
グラボやCPU、メモリはそれぞれイラッとポイントによって切り分けられるんです。どこでイラッとしてるかで、使っているパソコンのどこが弱いのかがすぐにわかってしまいます。
CPUはエンコード(動画の書き出し)に効く
CPUが良いものだと動画編集のどこに影響するのか。
動画編集をする時に重要なのがCPUと思いがちですが、CPUが一番活躍するシーンが実はエンコード(動画の書き出し)のときなんです。昔のシングルコアと違い、いまのCPUはマルチコア・マルチスレッドになり、さらに動作クロックも昔のCPUとは比べ物になりません。
2017年にCPUメーカーのAMDから多コアなRyzen(ライゼン)が登場しました。それまではCPUといえばintelだったし、コアのクロックがものを言わせる時代でした。Ryzenも開発が進みこのページを書いている時点では、もっとも安価な多コアCPUと言えるでしょう。
動画編集に適したCPUを語る時に、単純に多コアが良いという話でもないけど、Ryzenがエンコードに有利なのは間違いないでしょう。intelのCPUに比べAMDのほうが高スペックマシンを安く組めるというメリットもありますしね。
大事なのはコア数とクロック周波数、スレッドのバランスなんで、動画編集をするなら8コア以上で3GHz以上のCPUを選びたいですね。CPUに関して詳しくは下記ページにて解説しています。

僕がいま現在おすすめしているのは、intelのCore i9 9900K(8コア16スレッド3.6GHz)ですね。マザーボードとの兼ね合いがあるから自作派以外だと「交換はちょっと…」となるけど、これからパソコンの購入を考えているなら、あとから交換しづらいCPUは少し上のモデルにしたほうがいい。パソコンの具をあとから交換する場合は、メーカー製のパソコンではなくBTOといわれる市販パーツを組み合わせて販売されているものが圧倒的におすすめ。
グラボ(ビデオカード)はエフェクトのレンダリングが得意
動画編集をしていてエフェクトなどを適用した状態だと、プレビュー画面で再生したときにプチフリーズやコマ落ちが発生してしまうとき。こういった場合の一番の対処法はグラボのアップデートで改善できることが多いです。
グラボの役割はモニタに出力するための計算をしているパーツで、エフェクトをかけていくと負荷があがりグラボの依存度が上がっていく。オンボードグラボといわれるマザーボードについているものでもある程度は動きますが、ほんのちょっと凝った演出をしようと思ったらグラボに頼るしかないです。

また、グラボとプログラムによって写真や動画編集ソフトの描画を早くするCUDA(Compute Unified Device Architecture:クーダ)ですが、現在はNVIDIAの独占(開発したから当然)となっているし、CUDAを使えるソフトも飛躍的に増えている。なくてはならないCUDAを使いたいならNVIDIAだし、僕のおすすめもNVIDIAとなっています。
メモリは動画編集ソフト全体の動きに影響する
パソコンの中でメモリが担当している仕事が使っているデータの一時保管なんです。FullHDの編集なら16GB以上、4K編集なら最低でも32GBは欲しいところ。実際に僕はメモリ16GBのパソコンを使っていて、FullHDならサクサク動きますが4Kにエフェクトを適用すると途端にプレビューが重くなってしまう。メモリは動画編集だけじゃなくパソコン全体の性能に影響するので、搭載できる最大もしくは32GBは搭載しておきたいところ。
メモリを多めに入れておけば全体の性能が上がる万能薬にもなるから、どのパーツを入れ替えようか迷っているかたは手始めに増設するのもあり。これからメーカー製やBTOパソコンの購入を検討しているなら、カスタマイズしてメモリを増設しておくのがおすすめ。
メモリには互換性のない規格などもあるため、同じ規格のものを増設してあげてください。


動画編集を楽にするおすすめのデスクトップパソコン
おすすめなパソコンはデスクトップですが、BTOショップはノートPCも販売しているから、どうしても持ち運びしたいならノートを選ぶのもあり。しかし、デスクトップで30万円前後のPCと同等のものを探すなら、ノートPCだと50万円くらいは覚悟したいところ。
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