動画編集するパソコンに搭載するメモリは64ギガあれば十分戦える

動画編集におけるメモリ搭載量は、ネットで見ると『16GBあれば十分!』などと書かれていますが、フルHD動画の編集であればですが。

実際に自分で編集してみると、4K動画の編集をするのに32GBでギリギリかな?と感じます。

個人で動画編集をする場合には、時間がかかっても問題ないですが、誰かに頼まれて編集するようなときには速度が重要になったりする。

実際には、どんな編集ソフトを使い、どういった解像度やフォーマットの映像を編集するかによって変わります。また、一言で動画編集といっても、ノンリニア編集(一般的な動画編集)なのかコンポジット系(VFXや合成をする編集)の編集かでも変わりますから、自分のやりたい編集にあわせて決めるのが吉ですね。

ノンリニア編集とは、パソコンで行う編集箇所を問わない編集方法で、非直進性の編集方法になります。パソコンを使った動画編集というと、通常ノンリニア編集のことを指している。

動画編集におけるコンポジット系とは、Adobe After EffectsのようなVFXや合成を行うためのソフトのことを指します。

 

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動画編集用パソコンに必要なメモリ搭載量

『メモリ搭載量は積めるだけ!』

と、言いたいところですが、お財布と相談しないとですねw

編集アプリごとに推奨メモリも変わるし、どんな解像度の編集をするかでも変わってきます。

また、OSが32bitか64bitかでも変わるし、CPUによってもメモリ最大搭載量が変わりますよね。現在販売されているCPUでは、128GBが最大容量となり、メモリだけで6万円以上かかることになる。64GBでも3万5千円くらいかかります。

現在のOSは64bitとなり、32bitのOSは最新のWindowsでは選択できません。(2020年5月以降順次)64bitのOSとなることでメモリ容量4GBの縛りはなくなり、大容量メモリが搭載可能になった。

動画編集ソフトの推奨メモリ搭載量

動画編集アプリには有名なものがいくつかありますが、ここではよく使われているものを掲載しておきます。これからの動画編集は4Kが主流になるでしょうから、4K動画編集をする前提の推奨スペックで書いていきますね。

Adobe Premiere Pro32GB(実際には64GBのほうが良い)
Davinci Resolve32GB
EDIUS Pro8GB以上
Adobe Premier Elements16GB以上
AviUtl(無料動画編集アプリ)16GB

ここに上げたアプリは俗にいう「ノンリニア編集アプリ」なので、メモリ搭載量も控えめですが、Adobe After Effectsのようなコンポジット系アプリを使うのなら、64GB以上一択なのは覚えておいてください。

例えばEDIUS ProだとメモリよりもシステムのメインSSDに、Davinci Resolveであればグラフィックボードの要領を増やしたほうが編集が楽にできるようになります。

例外的にAdobe Premiere Proだけは、パソコンのスペックを最高の状態で購入することをおすすめしています。

なぜ64GBなのか?それ以上は積めないのか?という疑問がわくと思いますが、現在のCPUでは128GBまでのメモリをサポートしているので、お金を積めば実現できますよ!

  • 64GBのメモリ価格⇒3.5万円前後
  • 32GBのメモリ価格⇒1.7万円前後
  • 16GBのメモリ価格⇒9千円前後

このように、容量が増えると価格もグンッち上がるため、メモリの予算は余裕をもっておきましょう。

Windowsで現在主流のマザーボードに取付可能なメモリの枚数は4枚です。(ハイエンドマザーボードなら8枚)64bitのWindows8以降であれば、最大で128GB以上も搭載可能ですが、マザーボードとの兼ね合いもあることに注意していただきたい。

128GB積みたい場合には、最新CPUとWindows10、ATX規格以上のマザーボードを選びましょう。

32bitのWindowsではメモリが4GBまでしか認識しないので、動画編集をする場合は64bitOSを選ぶようにしてください。(実質32bitのOSは無いと思って問題ない。)

映像の解像度からみたメモリ搭載量

「僕はFullHD動画しか編集しないよ!」

ということであれば、先程の表で掲載したメモリ搭載量の半分も見ておけば編集に困ることはないでしょう。実際に僕は16GBしか積んでいませんが、FullHDの動画編集であれば特に不満は感じていません。

しかし、16GBでできる編集は映像クリップの数が少ない時や、テキストをあまり入れない編集でのお話です。

快適な編集作業とは、編集した結果をプレビューした時にコマ落ちしない(なめらかに動くこと)環境の話しで、コマ落ちしてしまうと結構なストレスになります。

複雑な編集をしてコマ落ちさせたくないなら、メモリは最低でも32GB積んでおきましょう。

これが4K動画編集ともなると、ざっくりと倍の64GBがストレスを感じない最低条件となります。

ようは積めるだけというやつですすねw

動画編集用パソコンのメモリ搭載量まとめ

結局は16GB×4枚が快適ですが、それは4K動画を快適に編集する目安で、動画編集をしたいだけなら16GBでも問題はありません。

「とりあえず動画編集をはじめてみたい!」

ということであれば、今お持ちのパソコンでいいから、まずは始めることが大事だと思います。

「パソコンのスペック的に無理かも…」

なんて悩むよりも、はじめてしまいましょう!

動画編集を楽にするおすすめのデスクトップパソコン

おすすめなパソコンはデスクトップですが、BTOショップはノートPCも販売しているから、どうしても持ち運びしたいならノートを選ぶのもあり。しかし、デスクトップで30万円前後のPCと同等のものを探すなら、ノートPCだと50万円くらいは覚悟したいところ。

マウスコンピュータのクリエイター向け「DAIV」シリーズ

DAIV Z9

  • OSWindows 10 Home 64ビット
  • CPU:インテル® Core™ i7-10700
  • GPU:GeForce RTX™ 3070™
  • メモリ:32GB
  • 電源:800W 【80PLUS® TITANIUM】

DAIV Z9はクリエイター向けのシリーズで、動画編集や写真現像に適したモデルとなっています。 ご紹介しているのはコスパに優れたモデルで、この構成をカスタマイズすれば良い感じに動画編集用に仕上がります。最新のRTX 30シリーズGPUでクリエイティブがはかどりますよ!マウスコンピュータで探す

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  • インテル® Core™ i9-9900K
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パソコン工房のSENSE-R041-i9K-XYX-CMG [CG MOVIE GARAGE]はCAD向けのBTOパソコンですが、スペック的には動画編集で満足の行くPCとなっている。価格も税込み30万円なので、グラボが最上級のわりには価格が控えめなのが嬉しいポイント。さらにメモリを増設し64GBにすれば、動画編集において不満点はほぼ無いかと。

パソコン工房で探してみる

 

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