【2020年10月】予算10万円で組む自作PCレシピの考察と見積もり

どんなパーツで組むかを不定期で書いてみようかと思います。10万円という限られた予算では、パーツ選定がキモとなるが、実際にショップで提供されている『実勢価格』で考えてみようと思う。

強めのパーツ後継機がでるたびにやりたい企画ではあるが、いったいどうなることやら。(汗)パーツの価格は変動するので、書いている時点での価格となることをご容赦くださいませ。

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10万円以下で組む自作PCレシピ

記念すべき第1回めとなりますが、たんたんとご紹介していこうかと思います。まずは自作PCを組むために必要なものから。予算10万円まで(厳守)で自分で組むことを想定し、現状使用しているPCに見劣りしないスペックを目指しています。

今回のパーツはすべてBTOショップのツクモさんで販売しているパーツから選んでいます。2020年10月現在の実勢価格なので、間違いなく10万円以内で自作PCを作れる構成になっています。

その代わりといってはアレですが、Windows 10に関しては怪しいOSなので、できればOSぶんの予算を上乗せして考えていただければとw

Windows 10 Pro 64bitのリテール版は、2万円前後で購入できます。

怪しいOSでよければ千円くらいで買えますがw

自作PCを組むのに必要なパーツ

  • PCケース
  • CPU
  • マザーボード
  • GPU
  • ストレージ
  • RAMメモリ
  • 電源
  • OS(Windows)

上記以外にもディスプレイやマウス、キーボードなども必要になるが、PCを自作するような輩(やから)が持ってないわけはないので割愛する。まぁ、通常『自作PCを組む』と表現する場合には含まないので、そこは理解してくださいな。

ポイントとなるのはCPUとGPUで、予算によりほぼ決まってくるので、10万円以下だとこのCPUとなんだくらいに思ってもらいたい。

間違いなく必要なパーツから埋めていくと、どのCPUやGPUを使えるのか絞れるのでおすすめ。

ミドルタワーケースがコスパ最強

BTOや自作PCで1番採用率が高い『ミドルタワーケース』を選ぶのが拡張性と高コスパを目指しやすい。Mini ITXなどでコンパクトに組みたくなるのは理解できるが、10万円という予算でスペックを求めていくと、妥協できる部分を削ぎ落としていくしかない。

今回は見た目や性能で考え、CoolerMasterの『MasterBox MB600Lを選んでみた。TSUKUMOで税込み6028円と安い部類に入ると思う。それでいて性能は妥協していないので、フロントファンが追加できたり、400mmまでのビデオカード対応はすなおに嬉しい。

電源は付いてこないので、別途買う必要がある。しかし、単体グラボを採用する予定なので、セットの電源なんかいらないから丁度いい。

メインストレージはSATA SSDで節約する

近年もてはやされているM.2 SSDですが、PCIe接続なので早いのは間違いない。しかし、MB単位のコストがSATA接続のSSDとくらべどうしても高くなってしまう。ゲームや動画素材の読み込み時間を考え、高速なストレージが各所でおすすめされていますよね。

しかし、SATAの速度も500MB/sとかなり速いのは間違いない。

6KシネマカメラでApple ProRes 422 HQというとんでもないフォーマットでも、実際に必要となる転送速度は120MB/s程度なので、SATA接続でも十分まかなえる速度と言える。

てなことで、メインストレージはSATA SSDで問題ないことになりましたね。

SAMSUNGの860 EVO 500GBがツクモで7980円となり、1TBでも13,000円で高速ドライブが導入できる。

僕のパソコンはCドライブに500GB入れていますが、最近少し容量が足らないと感じているので、750GBまたは1TBを入れるのがいいと思う。インストールするアプリを厳選すれば500GBでも足りるんですけどねw

RAMメモリ

RAMメモリは16GBで見積もっています。

2020年げんざい16GBあれば、ゲームやFull HD動画編集などは余裕でできる搭載量と言える。もし足らないと感じる場面があっても、CPUやGPUとの兼ね合いもあるが、増設自体はPCケースを開け挿せば動く。

メモリ価格は容量で決まってくるので、32GB積みたい場合は倍に、64GB積みたいなら4倍のお金を出せばいいだけ。

今回選んだのはADATAのDDR4-3200ですが、Intelの第10世代CPUを選ぶので、2933Hz駆動となる。

ツクモで6870円と完全に価格優先で選びました。

本来はマザーボードメーカーのサイトで動作検証モデルを選びたいところですが、僕は相性問題は無いと思っているので、そこまではしていない。

あとから64GBまで増設する前提なら16GBを2枚使いたいが、ハッキリいって64GBというメモリ容量はオーバースペックととなる。4K動画編集をしたいなら別ですが、4K編集するにはCore i5では少し苦しいと思う。(できないわけじゃない)

CPUはRyzenじゃなくCore iで構成

ちまたではRyzenで賑わっていますが、僕はIntel派なのでCoreシリーズに頑張っていただきたい。

気になるのはRyzen 5 3600XとCore i5 10600Kの性能比較でしょうか。

両方のベンチマークが掲載されているサイトを参考に考えましたが、どう考えてもCore i5 10600Kのほうがコスパがいいように見える。シングルスレッドではCore i5が優勢で、マルチスレッドではRyzen 5が勝っている。

両方とも差は少ないので、価格が3千円くらい安いCore i5に軍配が上がる。

というか、3千円を節約しないと10万円という予算では、ハイスペック自作PCは成立しないということでもある。

選んだのはCore i5 10600KFという、GPUを内蔵していないモデルなので、もしグラボを買わないのであれば、10600KというGPU統合モデルにしてください。

ツクモでのCore i5 10600KF販売価格は28908円でした。

CPUの価格はPC全体でも割合が高いので、総価格に影響しやすいですね。

マザーボードは惰性で選んだ

惰性で選んだといってもそれなりの根拠はありますので、気になるならしっかりと読んでください。

選んだのはASUSのTUF GAMING H470-PROで、選んだ理由としてはチップセットと、メモリ搭載量が第10世代にピッタリだから。

  • H470チップセットが採用されている
  • RAMは最大128GBまで認識する(1枚あたりの最大は32GB)
  • M.2コネクタ×2

マザーボードを選ぶときには、チップセットで性能が大きく変わるため注意して選択したいもの。第10世代CPUが使えるチップセットの最高峰はZ490なんですが、H470との違いはオーバークロック(OC)ができるかどうかの違いなんです。

TUF GAMING H470-PROはツクモで16980円で販売されています。

OCとは、CPUの周波数を定格出力以上にするための行為で、単純に性能は上がりますが、CPUの寿命や故障リスクがあるのです。

ということで、性能的にZ490と遜色ないH470マザーの中から安価なものを選んだということ。

GPUは消去法で少しでも高性能なものを

GPUの選択はとても悩みました。

GPUというか、グラフィックボードの価格というのは、搭載されているVRAMの量でほぼ決まってくる。10GBのVRAMを搭載しているグラボ同士は、ほぼ同じような価格で取引されているということ。中古の末端価格はこの考えでほぼ成立します。

しかし、今回は新品で見積もりしていくので、上記の考えは微妙に合わなくなってくる。

本来採用したいのはRTXシリーズなんですが、価格が控えめでなるべく安価なGTXシリーズからの選択になる。

GTX10シリーズには、10で始まるものと、16からはじまる製品がある。

選んだのはGTX 1660 SUPERで、VRAMにGDDR6の6GBを搭載したモデル。1650のほうが安いのは間違いないんですが、1650を買うくらいならグラフィック統合のCPUでも性能的には問題ない。グラボは24720円でGTX 1660 SUPERがツクモで販売中

パソコン全体の性能バランスを考え、GTX 1660の上位版であるSUPERにした。できればGTX 1660 tiにしたかったけど、完全に予算オーバーになってしまう。

電源ユニットは消費電力から余裕をもって選択

今回の構成では、総消費電力がおおよそ300W弱となる。CPUとGPUがともに125W程度となり、SSDやメモリ、ファンなどで多めに見積もっても50Wはいかないという計算。

選んだのは80PLUS規格の650W BRONZEグレードです。

本当はGOLD以上のグレードかつ、85PLUSにしたいところではあるが、そこは価格と容量で決めた感じになっている。

電源は消費電力の倍を目安にすると、故障の原因や製品寿命の考えで正解なので、今回の構成では650Wを選んだということなんです。

購入候補はThermaltakeの650W BRONZEで80PLUSの規格となっている。こちらはツクモで6490円で購入可能

予算に余裕があればアップグレードしたいところですが、10万円縛りの見積もりなのでしょうがないw

OSは怪しいWindows 10 Proだが使えるようだ

OSはリテール版を購入するのに2万円以上しますが、海外の怪しいサイトで千円程度で購入できるようだ。

おそらく千円OSはヤフオクなどで販売されているものと同じ系統だと思うので、メーカーのOEM版Windowsなんだと思う。

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上記2サイト検証しているが、両方とも普通に購入したWindowsと同じ用に使えているようだ。

こういうのを知ってしまうと、自分でもやってみたくなるが、しばらくは新規でPCを組む予定もないので出来ない…

consogame.comというサイトで購入できるようなので、自己責任になりますがチャレンジしてみる価値はあるかも。といいつつ、僕は基本的に正規品しか使いませんがw

でも2万円はイタイですよね。。。

amazonでも安いやつがあり、こちらは3千円台で正規品のようです。買うならこちらでしょうね。

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