ドローンは規制があっても誰でも飛ばすことが出来るって知ってましたか?
ドローンを飛行させるには難解な”規制”があり、どのドローンを買えば良いのかよくわかりませんよね?
都市部でも室内練習場などで飛行練習は出来ますし、郊外に出れば1番の規制エリア(人口密集地上空・DID地区)を避けて空撮や操作の練習は”誰でも”できるんです!
今回ははじめてドローンを買う前に読んで頂きたいコラムとなっています。
ドローンで空撮がしたい時に必要な物はドローンだけ!
ドローンで空撮をしたいだけなら資格も必要ない!必要なのは
- 空撮できるレベルの画質の良いカメラを搭載したドローン
これだけです。
「ドローン規制は?」とお思いでしょうが、まだできたばかりの規制なので、実はそんなに厳しい規制では無いんです。
200g以上のドローンも許可なしで誰でも飛べる
ここが1番勘違いされているところなのですが、重量の規制は確かにあるんですが、ドローンの操縦自体には免許などは必要なく誰でも飛ばすことが出来るんです。
200g未満のドローンの優位な点はDID地区と呼ばれる人口密集地区で、国土交通省の許可がなくても飛行が出来ることだけなんです。一歩郊外に出て住宅が少ない地域まで行けば規制エリアの外に出られるので、200g以上のドローンでも問題なく飛行させられます。
もちろん航空局の許可承認があれば言うことはありませんが、空撮をするだけであれば許可・承認がなくても撮影できる場所はたくさんあります。
が、しかし、練習はタップリとしてください。
性能の良いドローンが登場してきて、安易に飛行させての事故が相次いでいるので、まずは基本の飛行練習をしっかりとし、パニックになっても冷静に対処できるようになってから、空撮の練習を始めましょう。
ドローンを飛ばすだけなら許可が必要な空域を避けるだけ
許可が必要な空域って書くと難しい感じがしますが、iPhoneをお使いの方であればドローンマップアプリで今いるところが規制対象かすぐに分かるんです。
DID地区(人口密集地区)・空港管制エリア(飛行禁止空域)を調べる方法
もっとも簡単なのがiPhone専用ですが下記のドローンマップが使いやすくておすすめです。
ドローンマップ
AirMap for Drones
こちらはiOSとAndroid両対応ですが、英語のアプリとなっています。
その他のWebサイト
この中でDID地区を1番正確に表しているのが国土地理院地図となっています。(全てのDID地区の元データ)
ドローンをはじめる前に知っておいて欲しいこと
ドローンの規制は大きく分けると2種類しかない
- 飛行可能空域の制限
※飛ばしていい場所とダメな場所を分ける - 飛行方法の制限
※どんな飛ばし方(夜間飛行など)をしてはならないのか
たくさんのサイトで解説されていますが、ちょっとした知識さえあれば飛ばせる場所を探すことができます。
今後も趣味や仕事として空撮などをしたい場合には、必要な資格なども出てきてしまいます。とは言っても本当に必要なのは2種類の無線資格のどちらかを持っていれば問題ありません。
ドローンに必要な資格は無線免許だけ!
- 趣味で飛行をする場合はアマチュア無線
- 仕事として飛行する場合は第3級陸上特殊無線技士(3陸特)
ドローンで空撮や調査をしようと思ったら、思っている以上に長距離まで飛ばさないといけません。そのときに必要になるのが無線の免許なんです。
ドローンを飛行させるのに資格なしでの飛行が許可されている無線の周波数は”2.4GHz帯”で、海外で積極的に利用されている”5.8GHz帯”で画像伝送(FPVや遠隔操作)する場合には、無線局の開局が必要になってくるので、さらにハードルが上がります。
他には”5.7GHz帯”での映像配信をする空撮ドローンにも、無線関連の資格や無線局の開局も必要になってきます。
無線電波の出力にもよりまうが、おおよそ以下のようになります。
- 2.4GHz帯のみを使う場合で送信出力が10mW/MHz以下のものは免許が必要ない
- 5.7GHz帯・5.8GHz帯も使い出力が1W以下であれば3陸特以上の資格が必要
つまり5.7GHz帯の電波を使うドローンに関しては資格が必要で、2.4GHzの出力が小さいものであれば免許や資格は必要ないということです。
基本的には”技適マーク”がついているものに関しては、特に資格や免許は必要なく、国土交通省の許可さえあれば夜間や目視外、DID地区で飛ばせます。
海外製のドローンの購入はおすすめできない!!
必要な資格のところでも書きましたが、日本で販売されている技適を取得したドローンは2.4GHzの電波を使って、約4Kmもの飛ばせます。(最大で)ところが海外製の輸入ドローンだと5.8GHzの電波を使用し、7Kmもの長距離まで高画質な風景を手元に映し出すことが出来るんですね。
一見すると良さそうなんですが、技適マークの無い海外製のドローンをそのまま日本で飛行させると電波法違反になってしまいます。
日本で正規販売されているドローンには”技適マーク”が貼られていて、登録などをしなくても飛行させられるし、めんどくさい手続きも必要ありません。もしも電波法に違反した場合には100万円以下の罰金となります。
ドローンに必要な免許や資格のまとめ
パッケージとして販売されているドローンには免許は必要ありません。
しかし、レース用ドローンでFPV飛行や映像配信する場合は、第四級アマチュア無線技師か第三級陸上特殊無線技師が必要になります。
地方在住なら、第四級アマチュア無線技師(通称ハム)よりも三級アマチュア無線(3アマ)をネット講習で取得したほうがいいかもしれません。
おすすめは第三級陸上特殊無線技師(3陸特)をネットで(e-ラーニング)取得するのがいいですね。
詳しくはDRONE TECHさんで申し込める「第三級陸上特殊無線技師e-ラーニング」で確認してください。
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